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癸巳如月鹿芝居(へいせいにじゅうごねんしかしばい)

 国立演芸場の二月中席で思い出すのは、鹿芝居である。
 今年は『當ル八卦賑道中―落語 御神酒徳利―』だ。
 出演者は、例年通り、馬生、正雀、菊春、世之介、馬楽の各師匠、それに、彦丸さん、馬吉さん、馬治さんらである。
 二月十七日、国立演芸場へ足を運ぶ。満員御礼の札が出ている。
 まず、落語があり、その後、鹿芝居となっている。尚、この日の前座はいっぽんさんとなっている。
 今年は、例年と比べ、菊春師匠、世之介師匠らの落語はなく、色物となっている。漫才であった。
 何でも、番組が落語ばかりで疲れるとの意見があり、色物を入れたとのことである。
 些か、残念である。
 世之介師匠は、声色をよくやっており、先日、亡くなった成田屋の真似もしていた。今年は、どうするのか、注目していた。
 また、世之介、菊春師匠らによる獅子舞は今年も行なわれ、厄を食べて貰った。
 後半の芝居は、正雀師匠の脚本で、場内は笑いに包まれる。
(第三千四百六十三段)
by akasakatei | 2013-02-22 21:58 | 文芸 | Comments(0)
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