(今は、名医ほど道具を選ぶのか:2013年2月16日撮影)
花粉症の時期だ。
花粉症故、毎年、決まったメーカーのマスクを使っている。ところが、今年はなかなかその製品が店頭で見付からない。仕方なく、別のメーカーのものを買う。
数日後、探していた製品を見掛ける。
こうした時、何ともいえない気分である。
メーカーは、販売店に対し、情報を出すことは出来ないのか。
「弘法筆を選ばず」という諺があるものの、こればかりは、微妙なことだ。
そういえば、先日、医療品関係で働いていた人と話す機会があった。
それによると、名医と呼ばれる人ほど、妙なことに煩いという。
例えば、手術の際に使う手袋の裏に付いている粉の量で、気に入らないと使わないとのことだ。
素人からすると、些細なことで、道具を選ばない人こそ、名人と思うけれど、実際には異なるのかもしれない。
こうなると、先の諺はどうなのだろう。
(第三千四百六十二段)