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右甚五郎伝(かげもふめぬ)

 入浴中に左肩を痛める。背中を洗おうとして、腕を回した時に捻った感じである。投手がよく言う肩に引っかかりを覚える状態である。
 痛み止めや湿布を貼っているものの、なかなか良くならない。これは、意外に日常で左手を使うからに他ならない。尤も、これは自分だけかもしれない。というのも、前にも書いたが、子供の頃に聞き手の右手首を骨折し、一時、鉛筆や箸を左で使っていたことがあり、今でも時々無意識に、鉛筆や箸以外で左を結構使うことがあるからである。
 正直、肩より上がらないため、電車で釣り革に掴まることにも苦労している。子供の頃は片手でも、特に不自由は感じなかった。無理に探せば、トイレで用を足した時か。左では拭き難かった。それが、今ではそれどころではない。
 この文もパソコンを使っているけれど、意外と左でもキーボードを打っている。かなりの酷使をしている。これも治らぬ原因か。
 何にしても、人は身体の一部が欠けても不便である。そういう点では、健常者からすれば、何事もこなす障害者には感心する。
特に、先日、新宿駅の中央線ホームへ上がる階段において、白い杖を持った年配の男性が、壁に杖を横一直線に当て、発車間際の電車に乗るべく、物凄い速さで駆け上がって来たのには驚いた。あれで、誰かがいたら危険この上ない状況であった。
(第三百六十一段)
by akasakatei | 2004-08-26 21:24 | 余暇 | Comments(0)
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