人気ブログランキング | 話題のタグを見る

腐保有考為(ふほうこうい)

 家人が買い物をして帰ってくる途中で犬に噛まれた。この犬は飼い犬である。その時、飼い主は犬を制せず、病院への手配もしなかったという。これでは飼い主失格である。
尤も、家人もここでは民法七百十条による精神的な苦痛、同七百十八条の動物の占有者・保管者の責任を根拠に強く言わなくてはならない。
安易に動物を飼う人間が多過ぎる。例えば、ペットを禁止しているマンションやアパートで隠れて飼っている人間が、その飼い主として相応しいといえるだろうか。否、自分が共同のルールさえ守れないのに、動物の世話を出来るとは考え難い。
もうひとつ、例を出せば、糞尿の始末がなっていない。町をあるけば、到る場所に残っている。景観は勿論、臭いや衛生的にも良くない。そこら辺の気配りが欠けている飼い主の何と多いことか。
このような飼うべき資格や能力がない飼い主ばかりが増えているのは困ったことで、この種の問題がなかなか解決しないのは飼い主に自覚が足りないからに他ならない。よく家族の一員ということで、家の子などと喜色満面で言っている人がいるけれど、他人からすれば、単なる畜生に過ぎない。
畜生は人と違う。言葉が話せないのだから、その分世話をすべきなのである。ここを強く自覚すべきであろう。
(第二百七十九段)
by akasakatei | 2004-06-05 19:40 | 社会心理 | Comments(0)
<< 化石燃料四足獣(くるまにのるまえの) 故郷情景春季運動会(あかさかふ... >>