前に北海道最大の鉄道会社におけるその実態について記した。その後、どうなっているかは訪れていないので知らない。ただ、先にも書いた事務機の新卒営業マン、別名、鳩ヶ谷のランナーによれば、その会社の面接試験を受けた時に、面接官から「このような儲からない会社に就職して何をするの」と訊かれたという。そして、その後に愚痴が続いたらしい。
圧迫面接といえばそれまでだけれど、やる気をなくさせる会社である。こうした結果が、あの接客なのだろう。大事なことを忘れている。
新聞をみれば、社長が頭を下げている会社の何と多いことか。それらの多くは企業の論理を優先させたために失敗している。他社を見て気付かないのか。
最近では、三菱の自動車関係の記事が目立つ。叩けば叩くほど、埃が出てくる感じである。怒りよりも呆れてしまう。
ここまで人命を軽視したのはどうしてか。一歩間違えれば、自動車が人殺しの道具になることを知らなかったのか。労働の意味を問い直すべきである。金儲けばかりが、それではない。社会参加の視点はどこにいったのか。
何はともあれ、ここまできた以上は膿を全て出す必要がある。今後の動向が注目される。
(第二百七十七段)