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郷土食(こころのふるさと)

 海外に行った経験はない。上海の運び屋からは遊びに来るように勧められているものの、日常生活に追われてそれどころではない。
 とはいえ、夢では何回も訪れている。ヨーロッパ、アメリカなどには何回行ったことか。この間の夜などは、悪評判の朝鮮にいた。どこも言葉が通じないけれど、食べ物さえ出てこなかったのはどうした理由か。
たぶん、これというものがないのだろう。それで苦労することを考えると現実的には二の足を踏む。国内でさえ、それが原因で出掛けるのが億劫なのだから、これからも訪れることはないに違いない。試しに、運び屋に確認すると、南の主食は米で、北は麺とのことである。
 あれだけの大きな国だから、地域によって主食が異なっても不思議ではない。我が国でさえ、主食ではないが、東北や九州では味付けが違う。今、手元にある資料を眺めたところ、それが郷土料理の豊富さになっていると思われる。また、これに四季も加わる。この
様な国は珍しい。この国に生まれたことが有り難い。更に、酒、菓子にも見るべきものが多い。これらを知らずに、洋食に走る人は一度立ち止まり、我が国の食文化を見直すべきであろう。外国の圧力により、消えそうな鯨料理など特にそうである。
(第二百六十一段)
by akasakatei | 2004-05-18 17:56 | 余暇 | Comments(0)
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