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癸未花双六金沢(さくらめぐりかなざわ)

「能登」は暖房が効きすぎていることもあり、すぐに目が覚める。喉がやたらと渇く。車内はかなり乾燥している。下手をすると、風邪をひきかねない。
幸い春休みも終わりが近いためか、車内は空いている。所々に空席がある。このため、空気は悪くない。
電車は長岡のホームで止まっている。これより日本海側を走ることになる。
金沢着は六時三十二分である。この間の森本から東金沢までは昨年十月にルートが変更になり、百メートル営業キロが短縮されている。今回わざわざ北陸経由にしたのは、未だ乗っていないからである。
夜行の楽しみのひとつは、ふと目が覚めた時に見る車窓における闇の中の光であろう。特に、部屋の灯かりだと、その主の現在の状況を想像したり出来る。これは車内の人間観察にも通じるものがある。
段々と夜が明け、明るくなってくる。定刻に金沢着。
金沢からは七時三分発の特急「サンダーバード六号」で新大阪に向かう。この間を利用し、朝食やトイレ、それに新大阪からの新幹線の指定券の変更をするつもりである。ちょっと忙しい。
トイレを済ませ、窓口で「ひかり三六七号」から一本早い「ひかり五四七号」に変更する。最近、土日の新幹線の変更は難しいことが多いのだけれど、臨時のためかすんなりと変更出来る。
(第八十五段)
by akasakatei | 2003-04-19 13:25 | 余暇 | Comments(0)
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