(写真は国立劇場前の庭:2013年1月19日撮影)
国立劇場の研修生については、新聞に募集要項が載るので、以前より知っていた。
今回の見学会は、プログラムを買った際に出ていた。無料ということだったので、早速、申し込む。
稽古中は正座をするなどの諸注意後、稽古見学である。
まず、長唄である。基本的に、師匠と向き合って、稽古をする。『連獅子』と『京鹿子娘道成寺』だ。
ふと、『連獅子』が昨日に観た映画に出て来ることを思い出す。幕が引かれた後、子役が獅子役に挨拶をしていた。客席からは分からないことだ。
祖父が三味線職人で、三味線の皮を張り変えた時など、よく音を合わせていた。耳に懐かしい。
その次が竹本である。こちらは太棹の三味線だ。義太夫と三味線に分かれる。『一谷嫩軍記(熊谷陣屋)』の稽古である。
今回、他に鳴物を募集している。こちらは研修生がおらず、ビデオを眺める。
最後は歌舞伎で、『義経千本桜(小金吾討死)』における立ち回りの稽古である。とんぼを切るなど、体操部並みである。女形志望でも同様の稽古をするという。
(第三千四百三十七段)