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右傾化光景(じんじゃはつもうで)

 大晦日、産土神へ行く。大祓いの式のためだ。例年通り、昇殿が出来ないほどの人が集まる。
 翌朝、福茶を飲んだ後、初詣へも行く。この日も行列が出来ている。
 近くにある大使館の関係もあり、不思議なことに外人も目立つ。どのような感覚で来ているのか。
 社務所へ目を向けると、御神籤の他にも、御守りなどが売られており、御神籤には参拝を済ませた人が並んでいる。とはいえ、並んでいる物を眺めると、宝船の絵はない。
 最近、この絵を入手するのに苦労する。
 また、残念なことに御神酒はない。
 この日、産土神へ来る途中、国領の世捨て人が結婚式を挙げた式場前を通ったところ、ここに隣接する神社もかなりの人であった。
 この神社の場合、氏子はおらず、軍人を祀っていることを考えると、我が国における右傾化を考えるざるを得ない。
 実際、本屋へ足を向けると、神社関係の書物も目に付き、傾向は強まっているのかもしれない。
(第三千四百十二段)
by akasakatei | 2013-01-02 22:40 | 余暇 | Comments(0)
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