先日、観劇した際、朝は曇りで、午後より晴れて来た。
この日は土曜であった。
こうした日は、古地図片手に散策したくなる。都内が良い。そして、夕方、銭湯に寄った後、ひとり、杯を傾けたくなる。
何故か、このような日に限り、用が入っている。
残念である。
それにしても、最近、本屋に行き、東京に関する棚へ足を向けると、震災以後、地形関係が目立つ。
確かに、坂や川跡など、興味深いものがあるけれど、並ぶ書物はそれ以上に、専門的なものだ。
それだけ、関心を向ける者が多いのだろう。
中学時代、理科の授業で、地形について習った。
そこで覚えているのは、井の頭線の明大前付近の話しだ。
尤も、個人的には、地下鉄の方が不思議だった。特に、銀座線や丸ノ内線の地上走行部分だ。
子供の頃、乗っていて、地下から出る区間は、面白いものだった。子供がいくら電車に乗ることが好きだったとはいえ、地下区間は景色が見えず、退屈だった。
(第三千三百七十六段)