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東新宿隠居気分(いんきょへのあこがれ)

 映画館を出ると、一時過ぎだ。昼食のため、東新宿へ向かう。わざわざ東新宿へ行くのは、銭湯があるからだ。そこは二時に開く。
 その間を利用し、銭湯近くの個人のとんかつ屋に入る。季節柄、牡蠣フライが気になるものの、入ったのは初めてのとんかつ屋だ。こうした時、とんかつを頼むのが店主への礼儀ではないか。
 揚がるまで、日本酒が飲みたくなるけれど、夕方、杯を交わす予定があり、自重する。
 銭湯へ行くと、何人かが待っている。年配女性が多い。ここの入口は路地に面し、坂がある。
女子高生が自転車を降り、抱えて上がる。日々、彼女は繰り返しているのだろう。
 開くと同時に入る。湯船で観察すると、隠居が目立つ。こうなると、隠居気分である。
 それにしても、この時間で、男性だけでも十人以上がいる。尤も、中には、個人で商売している人もおり、この連休の話しとなっている。
 湯上がりで、外に出ると、温まっているのが分かる。路地に子猫がいる。飼い猫なのか、毛並みが綺麗だ。暫し、猫と遊ぶ。
 ここより、新宿まで行きとは異なる道で戻る。富士がある西向天神側のかつて都電が走った跡を辿る。
(第三千三百七十三段)
by akasakatei | 2012-11-24 09:15 | 地域 | Comments(0)
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