先の続きである。
「下司な野郎でゲス」をリーダーに任命した社長に関し聞く。
それによると、忙しい時ほど、焦って仕事をしなければならないらしい。
このため動きの悪い社員は、自らの視界に入るなと怒鳴るとのことだ。
一般的には、忙しい時ほど、注意して行動させるものではないか。
このためか、次のような事態になっていると国領の世捨て人が話す。
先日など、納品物にビニールの欠片が混じっており、営業担当からもフォローがなかったため、取引が停止になったみたいだ。こうしたことは日常茶半という。
というのも、新規開拓に熱心な余りか、既存の顧客を忘れている節があるようだ。
以前にも触れたけれど、新規を開拓するより、既存のものに力を入れた方が簡単である。
方向を間違えていないか。
(第三千三百七段)