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澤瀉屋一門四名襲名(おもだかやよんめいしゅうめいひるのぶ)

六月二十五日、新橋演舞場の昼の部へ行く。
澤瀉屋一門の襲名披露である。
今回、四名の襲名だが、中車さんのそれを観ることになるとは思
わなかった。
尤も、足を運ぶ気になったのは、『小栗栖の長兵衛』があったから
だ。以前、十年前にも掛かったのだが、チケットを入手出来なかっ
た。今回も予約開始日には完売状態で、キャンセル扱いが出るのを
待っていた。今回の席は三階Bの下手側である。
この作品は、新歌舞伎で台詞も分かり易く、歌舞伎が初めてな中
車さんが出演するには良いともいえる。
人間の裏表を描く。
続く口上では、福山雅治氏から贈られた幕で開ける。口上の最後
に、新猿翁丈が登場する。
舞台上の姿は久し振りなものの、元気な時を知っているだけに、
寂しくなる。
次に『義経千本桜(川連法眼館)』だ。若い頃の新猿翁丈の演出に
より、江戸歌舞伎が甦った。これを甥の新猿之助丈が演じる。
 宙乗りの役者が消える瞬間に関し、初めて観る。
(第三千二百二十三段)
by akasakatei | 2012-06-27 16:43 | 文芸 | Comments(0)
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