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電脳虫這周(いかぼうをすてよ)

 自宅のパソコンを起動したところ、ウイルス対策ソフトが改変されたので、アンインストールし再インストールするようにとのメッセージが出た。
 どうして改変され、今後どう気を付けるかについては書かれていない。これでは今後同様のことが起こる可能性は高い。全く不親切である。
 前にも書いたけれど、使っているより修理している時間の方が長い。そこで、自宅において何に使っているのか振り返ってみる。その結果、この文章を書いているだけで、他には何もやっていない。これは、すぐに調子がおかしくなるため、大事なデータを管理する気になれないこともある。それにしても、毎日、これを書くためにパソコンの調子で苦労しているのである。何で、このようなことをしているのかと思う。貴重な時間である。他にもっと使うべきものがあるはずである。
 パソコンに詳しい人間からすれば、調子が悪くなることは当然なのかもしれぬが、納得出来ない。機械とは人間の仕事を楽にするもので、負担を掛けるものではないだろう。これに対する損失は如何なるばかりか。パソコンとは自己の都合で人を惑わす機械と考える。
 使っていると疲れる。それは相当なものである。
 このような時、昔からの日本の心に触れると落ち着くのは、思い遣りの精神が根底にあるからだろう。自己中心的な欧米や中華などとは異にする。このような精神を知らない若者が多いのは嘆かわしいことである。毛糸の烏賊帽をまずは脱ぐことから始めねばなるまい。
(第五百五段)
by akasakatei | 2005-01-17 14:58 | 社会心理 | Comments(0)
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