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乙酉睦月歩(ねんじゅうぎょうじついたいけんむつき)

 初芝居の後、故郷のT会館跡地まで歩く。そこで佐貫の酒仙と待ち合わせている。芝居が始まる前に、いつもの如く突然に、酒仙からこの日東京に出て来ると連絡があった。出来れば、二、三日前に連絡を貰いたいものである。というのも、今年からは、年中行事を追体験する予定であり、それに対する準備期間がないと、それらが楽しめないからである。
 尤も、一月については、昨年中に話し合い、目黒の水仙と決めていたものの、この状況ならば、初詣の方が相応しい。元旦から三日連続の初詣である。
 待ち合わせ場所で合流する。ここの地下にあったケーキ屋でかつて川口の清掃職人は働いていたという。芸能人のWに「お前、好い男だな」と言われ、またアイドルだったMにナンパされたらしい。昨年の忘年会に言っていた。
 そうした話をしながら、足は日枝神社に向かう。本来ならば、氏神に行くべきだけれど、時間と距離を考えたら、山王の方が近い。
 ここは数年前に大工事を行なった。石段と並行しエスカレータがある。「強風時には注意」との張り紙がある。今日は生憎、風が強い。落ちないようにベルトに掴まり、境内に上がれば、三日の夕方だというのに、かなり人がいる。出店も多い。元旦は凄い人だったに違いない。
 御賽銭を投げ境内を回ると、猿回しがいる。山王は猿を祀っている。また、申年は昨年だったはずで、それを考えると多少複雑な気分になる。
(第五百二段)
by akasakatei | 2005-01-14 21:03 | 社会心理 | Comments(0)
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