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開場四十五周年馬琴芝居(こくりつばきんしんさくしばい)

 国立劇場において、開場四十五周年の歌舞伎公演が十月より始まった。
 十月十六日、音羽屋の『開幕驚奇復讐譚』を観に行く。
 原作は曲亭馬琴で、今回、新たに台本が作られた新作歌舞伎である。
 注目は、音羽屋親子による両宙乗りだ。
 これを観たい人が多いためか、この劇場では、いつもは三等席にするものの、手に入れることが出来かった。三等席、二等B席もなく、初めての一階席となる。一階席とはいっても、上手側の二等A席である。花道が、若干観難い。
 両宙乗りは、菊五郎丈が、派手な衣装で登場し、白狼に跨った幻想的な場面となっている。一方の菊之助丈は、何回も回転して見せる。
 両方を観るのは、なかなか大変だ。
 購入したプログラムを見て、楽しみにしていたのが、菊市郎さんだ。普段より、台詞もあった。
 また、梅枝さんもかなり目立った。意外だったのが、橘太郎さんの下女役であった。
(第三千三段)
by akasakatei | 2011-11-20 20:23 | 文芸 | Comments(0)
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