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旧盆大船辺(じゅうろくねんぶりのまち)

仕事で十六年振りに、大船駅の改札を出る。社会人一年目に、ここで働いていた。
通勤時間は片道二時間で、正直、自分の時間がなかった。
当時の人事部長は何を考えていたのか。通称タヌキ爺で、毎日競馬実況を聴いていた。
早々に用を済ませ、湘南モノレールに乗り、湘南深沢で下車する。駅前に出ると、狭い道だ。交番などない。暫く歩いても、次の訪問先への道が分からない。
郵便局前に、ミニパトが数台止まり、鑑識を乗せた車が止まっている。
幸いと考え、道を訊く。ミニパトの警官は、ナビと住宅地図を持ち出し、十分ほど考えている。
その間、開けた窓より冷気が流れて来る。
用を終え、都内に戻り、昼食とする。
いつも足を運ぶいくつかの店は盆休み中で、京橋近くのクロアチア料理店に入る。初めての店だ。中はゆったりとした音楽が流れ、落ち着いた感じだ。専業主婦らしき姿が目立つ。
会社員らしい人はおらず、隣の席は制服姿のOLらだ。この話し声が店内に響く。
スタッフは、コップの水がなくなると、すぐに注いでくれる。
スープ、サラダを食べ終わった頃、メイン料理とパンが運ばれて来る。
十三時を回ると、予約した客らしいのが何人も来る。どうやら、回転率を考え、ランチ時の予約は時間をずらしているようだ。
(第二千九百四十段)
by akasakatei | 2011-09-18 22:51 | 地域 | Comments(0)
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