夏服が駄目になったので、買いに行く。その際、電車に乗る。
往きの車内で、部活帰りと思われる女子大生の集団を見掛ける。
座席に荷物を置き、全員が寝ている。ひとりでかなりの幅を占めている。
一体、どこの大学かと思う。
帰りの車内で、幼稚園前と思われる男の子を連れた母親がいる。
この子供は、床に寝転び、持って来た車で遊んでいる。
母親は子供を蹴り、座るように言っていた。
どのような教育をしているのか。
子供の髪は染められ、荒んだ家庭を想像する。
全く、今の親は子供がそのまま親になっているから始末が悪い。
地元で降りると、丁度、昼時でいつもの店で杯を傾ける。スタッフと酒の話しをする。ふと純米酒を飲み始めた頃を思い出す。
それまで、日本酒を飲むことは、まずなかった。ただ、某大学の社会人向けの講座の懇親会で、純米酒が中心の店へ行くことになった。
その時に、美味い酒と出会った。この講座は江戸文学関係である。
(第二千八百三十四段)