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中央区警戒風景(きけんとにちじょう)

都内では、未だ、大丈夫らしいが、放射能に怯えながら、計画停電三日目の出社をする。ふと、以前に、夢を見た。放射能で汚染された空を眺めていた。大変な御世になったものだ。また、平成に悪い一頁が加わった。
後世、どう語り継がれるのか。
その時代の天皇となる今上天皇より、国民への言葉があった。
察するに、この天皇が避難した時こそ、東京は危ないのだろう。尤も、避難したことを報じることはないに違いない。
ところで、東電に対しては、計画停電に伴う交通費と精神的な苦痛に関する慰謝料を貰いたいくらいだ。仕事が杜撰だ。年収が高い割には、使えない社員が多い。見ていると、非正規社員かと思わせるほど、要領を得ない。
出社し、近くの営業店よりトイレットペーパーがないとのことで、八丁堀や新川などの売っていそうな店を回る。当然、どこにもない。
ある個人商店では、腰の曲がった婆さんが生理用品を買っていた。その婆さんが若主人に、米と卵が手に入らないと言っていた。
金さえあれば、何でも出来ると言った起業家がいた。果たして、今でも、そう考えているのか。
丁度、昼時で、飲食店に入る。
初めての店で、スタッフは主婦を中心にした個人店のようだ。
カウンターに通される。
メニューに並ぶのは揚げ物ばかりだ。
その時、地震速報が流れる。どうも空襲警報のようで、精神的に悪い。
目の前には、揚げ物をしている鍋がある。
これはかなり危険だ。揺れた時のことを考える。
そういえば、地震があった夜、近所の飲み屋は電車が止まったこともあり、どこも込んでいた。ただ、古い店には客が入っていなかった。倒れることを警戒したのだろう。
(第二千七百七十五段)
by akasakatei | 2011-04-06 20:59 | 産業 | Comments(0)
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