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地元縁(さんじゅうねんまえにしったこと)

毎月、一緒に都内を散策する学生時代の友人らが、先日、地元へ来た。ここ数ヶ月は、各々の自宅周辺を散策している。
地元へ来るのは構わないものの、案内する場所、また、土産物に困る。
調べなければと思っている間に、当日となる。
結局、和泉多摩川から喜多見へ向け、古墳や寺社、それに万葉歌碑などを巡り、土産は、地元の和菓子屋とする。
案内した場所は、ここ十年ほど訪れたことがない場所がほとんどで、景観が変わり、道に迷う。
訪れた場所の中で、万葉歌碑については、小学校時代から知っていた。というのも、国語の参考書の口絵に載っていたからだ。ただ、歌碑のある地名は読めず、父親に確認した。それで初めて、今、住む地元の地名に接した。
尚、これに伴い、実際に、次の休みには小田急に乗り、多摩川付近を散策した。歌碑に関しては、足を向けなかった。
それから三十年の時が流れ、真っ直ぐに行けば、二十分弱で歩ける距離を二時間ほど掛かって、喜多見駅前に出る。そこには、いつも行く店がある。杯を交わしている間、この縁を考える。
(第二千六百七十六段)
by akasakatei | 2010-12-28 20:45 | 余暇 | Comments(0)
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