電車に乗っていると、様々な場面に遭遇する。人の行動を観察すると面白い。
ホームで列を作り、電車を待っている時、必ず、携帯電話の画面に目を落とし、メールを行なっている者がいる。
こうした連中は、電車がホームに入って来て、ドアが開いても、相変わらず、メールを続けている。どこで顔を上げるかと思い、見ていたところ、車内に入り、真ん中辺りで立ち止まり、さて、どこに座ろうかという時点で、やっと周囲を見回す。
正直、これは迷惑だ。
電車に乗るのが遅く、後ろの人がなかなか乗り切れない。これは、電車の遅れにも繋がる。
顔を上げることも出来ないほど、重要なメールとも思えない。
また、同じ電車内で、クリスマス商戦ということもあり、それに関する広告を結構見掛ける。
その中に、男女別の恋人からのプレゼントについての期待する値段というものがあった。
女性は男性に、自分が贈る物よりも倍ほどの物を望んでいることが出ていた。率直に、今の若い女性は図々しいと感じる。
貰えるだけで良しとすべきで、値段まで期待するのなら、女性は男性に何を与えているのか。相手に望むばかりで、何も与えていないのではないか。
(第二千六百六十段)