十九時半過ぎのファミリーレストランで、人と待ち合わせる。この時間だと言うのに、幼稚園に入園前の子供が何人も店内を走っている。
母親らは、注意することもなく、話している。
公共の場を知らないのか。
また、子供が出歩く時間でもない。
こうした親は多い。満員の車内で、赤ん坊を膝に乗せているのに、何故、扉近くに乳母車を畳まないで置くのか。
周囲への気遣いが無さ過ぎる。
気遣いの無さといえば、チェーンの居酒屋に、年に何回か入る時がある。若者らの大騒ぎに、隣りの人間と話すことも出来ない。
若者だけでなく、年配者も気遣いが足りない。
地元を歩いていたら、歩道を塞ぎ、駐車場に車を入れようとしている五十代の女性がいた。
何度もやり直している。この女性を見たら、片手に火の点いた煙草を持っていた。
ハンドルは両手で持つのが普通ではないか。
周囲の迷惑を考えないといえば、郊外電車でのホームの歩き方だ。発車しようとしているのに、白線の外を歩くから、電車の遅れに繋がる。子供の頃から、正しい乗り方を知っている大人と乗っていないためだ。
(第二千五百九十八段)