(写真は駅を背に歩いた大正通り:2010年9月18日撮影)
東向島駅に着くと、駅名には括弧書きで、玉ノ井とある。この方が通りは良い。ここのちょっと先にある墨田一丁目方面の大正通りへ足を伸ばす。
子供の頃に来た記憶がある。
父親と祖父が背広を作りに来た。
当時、東武は既に高架化されていた。ただ、今のように高架下に店はなく、殺風景だった。
ここを電車が走っていたと聞き、当時は不思議だった。枕木が杭として使われていた。
大正通りの商店街に出る。昔ながらの店も残っている。残念ながら、件の洋服屋は廃業した。
駅に戻り、改装した東武博物館を覗く。
土曜だからか子供が多い。
待ち合わせの時間となり、友人らと向島百花園へ寄る。秋の名物は萩のトンネルだが、未だ早い。
園内を一周し、目的の団子屋へ向かう。なかなか良い値段で、こうした時でもないと買うことはない。先客の若い女性らは沢山食べたいということで、躊躇なく財布の紐を緩めていた。
左手にスカイツリーを眺めながら、大川を越え、待乳山聖天を目指す。この裏には、山谷堀があり、今戸橋付近で大川と合流していた。
(第二千五百九十三段)