我が国における島に関する本を買う。
これは、全有人島が出ていたからである。
海は、元々好きではない。これは泳げないのが理由である。だから、面白さが分からない。
それでも、一時、海に釣りへ行っていたのは、好きというより、釣りはのんびりとしたものと考えていたのが大きい。
旅は鉄道を中心としているけれど、最近では、その土地に行き、島への船が出ていれば、つい乗ってしまう。
鉄道の旅も全線完乗して以来、一般的な旅をしていると思われるかもしれないけれど、これは、船に乗りたいのではなく、島に対する民俗学的な興味による。
とはいえ、島へ渡ったのは、未だ、片手で数えられるくらいである。
買った本を眺めていると、これほど島が多かったのかと思う。海外へ行くよりも、こうした島へ行った方が、情報が少ない分、発見があるのではないか。
機会があれば、あちこち足を延ばしてみたい。
(第二千五百二十七段)