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俳優座公演(しんげきえちぜん)

 六月十三日、新劇の俳優座へ行く。三越劇場である。
演目は『大岡越前―卯の花の咲くときに―』で、加藤剛氏及びその子息が出る。
この演目に関していえば、テレビのイメージが強い。
舞台はどうか。
観たところ、現代にも通じる利益の追求や冤罪をテーマにしている。そうした点でいえば、現代に大岡越前がいれば、この世を何と思うか。
苦しむ人がいる限り、政道が間違っていることになるだろう。
政権は何かをしてくれるか。否、望めない。
これが、大岡越前を望む拍手の多さにも繋がっている。
来ている客層は、圧倒的に女性が多い。煩いのは相変わらずである。
今回は、女性の他に男性でも迷惑な人がいた。台詞に関し、解説にも似た独り言が目立つ。
迷惑である。
 何れにしろ、新劇らしい芝居であった。
(第二千四百八十六段)
by akasakatei | 2010-06-21 20:44 | 文芸 | Comments(0)
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