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散策新宿日本橋(しばいまえにあるく)

 映画が始まる前、新宿付近を歩く。この辺りをあまり好きになれないのは、歩くのに適していないからだろう。
周囲の迷惑を気にせず、何故、これほど、遅く歩けるのか。
腹立たしくなるばかりである。
歩くのに慣れない似非都会人が集まるからに違いない。
職安通りを渡るとハングル文字が目立つ。
辛い料理は好みでないので、韓国料理を食べないこともあり、あまり訪れることはない。
随分と熱気を感じる。
いつの間にか、町の雰囲気が変わっていた印象がある。
翌日、新劇を観に三越劇場を訪れる。
芝居まで、時間があったので、付近を歩く。
仕事場は近くだけれど、意外と来ていない。
日曜の九時頃なので、未だ、人は少ない。
見回すと、結構、工事をしている場所がある。マンションがいつの間にか出来ている。
よく歌舞伎座へ行く前に入る喫茶店の系列店が、ここにはあるけれど、昨年で店を閉じた様子である。
路地から路地へ抜けると、この辺りには、未だ、生活が感じられる。これもいつまで残るのか。
昼食に、路地裏にある青森の料理をメインとしている店に入る。開店と同時に席が埋まる。土日限定の二千円弱の定食を頼む人が多い。バイトを使っている個人店なものの、薬を飲むために水を頼んだのに、その店の幼児が奥から出て来たため、結局、持って来なかった。こうした綻びをどうするかだろう。
店を出、劇場まで行く。ここはデパート内にある。時間があり、何十年振りかに、デパートの屋上に上がってみる。
侘びしい感じがする。子供の姿がないからか。
(第二千四百八十五段)
      
by akasakatei | 2010-06-20 20:43 | 余暇 | Comments(0)
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