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故郷情景再開発(あかさかふどきみしらぬまち)

 ラグビー場を後にし、故郷に向かう。久し振りに、越生の法家と杯を交わす。法家が越生の住人になって以来、なかなか機会がない。明日は日曜である。ある程度遅くてなっても構わない。
 青山から故郷に向かう途中、薬研坂を右手に見る。ここは再開発されている。かつては木造の住宅が密集していた。今は跡形もなく、建設中の鉄骨があるだけである。
 また、TBS周辺も再開発が行なわれている。囲いがしてあり、中は伺えない。ただ、空き地となっていることは分かる。ここにあった店はどこに行ったのか。かつてを知った店がなくなるのは寂しい。
 そうしたことを法家に話す。
 訪れる度に、故郷は変わる。故郷の学級委員はどういう思いで変わり行く町を眺めていくのか。
 ふと、ここで思い出す。
 確か、学級委員がラグビーをやっていたとどこかで聞いた。これを早くに思い出せば、事前に聞いて、楽しみ方のポイントが分かったはずである。
 そのうちに確認してみることにする。
 その夜は、母校の優勝と変わりゆく故郷を見たことで、変な酔い方をする。
(第四百六十六段)
by akasakatei | 2004-12-09 21:58 | 社会心理 | Comments(0)
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