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雪東北紀行三陸(ゆきのとうほくさんりく)

待ち合わせは、時刻表上では九分なものの、三陸鉄道のホームは向かい側なので、時間は充分である。
その三陸鉄道南リアス線は、始発なのに、八時五十二分から二分遅れで発車する。
車内にはアテンダントもいる。各地で見掛けるようになった。
何故か、車内販売用のワゴンもある。これは山田線経由で、北リアス線まで直通だからかと思っていたところ、途中の吉浜で下ろされる。どうやら駅で販売するためのようである。なるほど、一度も売りに来ないはずである。持ち込んだ老後の小遣い稼ぎらしい男性は、この間ずっと座っていた。尚、このワゴンは、茶髪の若い運転士が運ぶ。男性が満足そうに、その動きを見ているということは、元の上司か。
ところで三陸鉄道は昨年に開業二十五年を迎えた。車輛の痛みは激しく、車内の広告も、自殺防止や中小企業向けの駆け込み寺のようなものばかりである。
トイレに立ち、手を洗おうとすると、凍結防止のため、水が出ず、代わりに消毒液が置かれている。
釜石でJRの社員に交代し、山田線に入る。高架とトンネルの連続だったから、その差を感じる。
だが、適度な揺れだからか、ここでも眠気に襲われる。
宮古より、三陸鉄道北リアス線に入る。ここではアテンダントはいない。
乗車率は良くない。赤字を補うため、最近のローカル線では臨時列車を設定するケースが多い。これは募集型の団体がほとんどである。観光をメインとするから、遅れが目立つ。今回も交換のため、列車が遅れ、運転士が久慈より八戸線に乗り換えるか確認に来る。その後も、試験帰りの高校生の集団が乗車に手間取ったこともあり、四分ほど遅れ、久慈着。
(第二千三百六十六段)
by akasakatei | 2010-02-21 09:47 | 余暇 | Comments(0)
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