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岐阜駅紛失(むかいのさわぎ)

それでも、駅を見付け、十一時二十分の福知山行きの北近畿タンゴ鉄道の列車を待っていると、付近の若者が姿を見せる。
福知山より京都まで、十一時三十九分発きのさき4号を使う。来る時に乗ったたんご1号の編成が入線して来る。
京都十三時三分着。
ここより在来線で名古屋まで行く。
学生時代は何度も在来線で帰京したものの、最近では新幹線ばかりである。それに対し、四国や山陰方面へは東京発の夜行があるため、乗る機会は意外に多い。
野洲行きの新快速、すぐに接続する普通で米原、米原からも普通で大垣、また乗り換えて岐阜へと着く。
乗り換え回数の負担、米原から大垣まで本数が少ないこともあり、つい新幹線を利用してしまう。
岐阜より十五時四十三分の列車で隣駅の長森まで往復する。雨が落ちてきた。
岐阜で列車を待っている間、線路を隔てた向かいのホームを見ていたところ、駅員と相撲の新弟子のようなTシャツ姿の若者がホーム下を覗き込んでいる。何かを落としたのだろう。
やがて、若者が指差し飛び跳ねながら、「あった。あれや、あれや。」という。喜びも束の間、すぐに電車が入って来る。どうなったのか、気になる。
(第二千百四十段)
by akasakatei | 2009-07-10 18:16 | 余暇 | Comments(0)
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