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真具路付志(あきないどう)

 山車を見た後、切符と資料探しを終え、時間が午前中だったこともあり、西大井に向かうことにする。ただ、その前に昼食を済ませておくことにする。
 ここ数日、夕飯に洋食が続いたこともあり、和食、特に、魚が食べたい。土曜日なので、よく行く魚料理の店は休みである。そこで、この際、図書館近くにあり、気になっていたものの、これまで仕事場から多少遠いために入ったことがなかった店で食べることにする。
 そこは、取引先に行く途中にある。時々、前を通ると、ランチメニューに魚料理ばかりが書かれている。このため、魚好きとしては引っ掛かる。
 さて、その店に入ったところ、内装や流れている曲は今風なものだったが、スタッフが都内では珍しいことに親しげで、自己紹介も含め、積極的に話し掛けてくる。流石に、自己紹介は初めてである。このため、初めてなのに居心地は悪くない。どうやら常連が多いようで、入ってくる度に世間話をしている。
また、夜の営業に関しても熱心なようで、さり気なく、酒の好みについても訊かれる。
 日本酒と答えたところ、青森のある地酒を試飲させてくれる。なかなか美味しく、つい笑顔がこぼれてしまう。香り、喉越しなどが良い。
 休日にはここでゆっくり飲みたいと思うものの、残念なことに夜は平日しか営業していない。
 土曜はランチだけで、魚料理の店と思っていたところ、どうやら、鮪に力を入れているようで、それの竜田揚げ、ハンバーグ、刺身などの定食を頼む。ご飯と味噌汁はやや小ぶりの器で、お代わりが自由となっている。女性や年配客に配慮したのだろう。
 接客について考えさせられた店である。初めての店はこういう点で勉強になる。
(第四百四十九段)
by akasakatei | 2004-11-22 08:38 | 社会心理 | Comments(0)
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