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恒例鹿芝居(ことしはらくだ)

ここ数年、国立演芸場の二月中席は、鹿芝居となっている。
顔触れは、馬生、正雀、馬楽、菊春、世之介らの各師匠となっている。
このチケットは、芝居好きも足を運ぶので、入手し難い。
チケットは、正月二日に発売される。電話予約も可能だけれど、なかなか繋がらない。ならば、チケット売り場へ行った方が早く、正月早々に訪れた。
そのようにまでして、買ったチケットである。
今年の演目は、『らくだ』である。
落語から移され、歌舞伎の演目にもなっている。特に、中村屋の一座で行なわれた時におけるらくだ役の松島屋は人気がある。
ただ、今回は鹿芝居ということで、若干筋は変わっており、『たらちね』のパロディが入る。
歌舞伎にもこうしたことはあり、脚本を担当した芝居噺の正雀師匠らしい。
また、この中席は、各師匠らの隠された芸も披露される。
それが楽しみで来る人も多い。
(第二千十段)
by akasakatei | 2009-03-02 20:07 | 文芸 | Comments(0)
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