(敦賀駅:2024年3月18日撮影) 今回の旅は、北陸新幹線の延伸、それに伴う在来線から第三セクターになったIRいしかわ鉄道、ハピラインふくいが目的だ。 今夜は、金沢で泊まり、明日、乗るつもりだ。 金沢には、遅れを取り戻し、定刻二十時五十一分着。 予約したホテルは、駅から近く、トレインビュープランにした。窓から列車が見えるという。普通の部屋と同料金故、選択してみた。尚、早くに予約したので、北陸応援割りは使っていない。 尤も、明日は早いため、あまり眺めることもなく、早々に寝る。 翌十八日月曜日、IRいしかわ鉄道の朝一番の五時十四分の福井行きに乗る。未だ、辺りは暗い。 二両編成の電車は、疎らな客しかいない。半時間も走る内、明るくなり始めるものの、曇天の様相だ。 大聖寺でハピラインふくいに入る。 福井へ近付くに従い、客が増え始める。 六時三十五分に福井着。十分の接続で、敦賀行きがある。 別のホームなので、階段で移動する。既に、何人かが並んでいる。 敦賀からの折り返しの電車は、座席が埋まるくらいの乗車率だ。 北陸トンネルを抜け、七時三十五分敦賀着。 駅前に残る個人の喫茶店で、モーニングを頼む。 常連と女主人との会話が入って来る。 開業初日は、駅前も賑わったが、二日目はそうでもなく、皆、乗り換えだけとのことだ。 新幹線のホームは、元貨物線だった場所に出来ている。 敦賀には、思い出がある。小学六年の頃、美浜へ行った帰り、二十分遅れの「加越」をホームで待った。 この日、在来線が強風で遅れているらしく、その接続待ちの関係で、敦賀九時二十一分発東京行き「かがやき508号」も発車が九分遅れる。 (第七千五百十九段) #
by akasakatei
| 2024-04-01 16:41
| 余暇
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(『ネコシェフと海辺のお店』:2024年3月15日撮影) 標野凪氏の『ネコシェフと海辺のお店』(角川文庫)を図書館で借りる。 連作形式の作品だ。 書評で紹介されていた。 登場する猫が、生活に疲れた人達に対し、料理を振る舞う。 勿論、そこは、現実ではない。夢の如き場所で、海辺だ。 出される料理は、魚料理となっている。 口にした登場人物らをほっとさせる。 抱えている悩みは、様々だ。 家族、仕事、友達など、誰もが思い悩むものだ。 皆、各々、心では結論を出していても、なかなか実行出来ないものだ。 その背中を押す感じだ。 そうした中の三月十七日日曜日、東京十八時二十四分発敦賀行き「かがやき515号」で、仕事帰りに旅へ出る。 日中に発生した車輌点検のため、四分遅れの発車だ。 未だ、春休みではないが、東京駅の構内は込んでいる。この列車も、全席指定だが、完売とのことだ。 疲れから寝ている人も多く、車内は静かだ。 (第七千五百十八段) #
by akasakatei
| 2024-03-31 16:38
| 文芸
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(『女? 現地ルポ』:2024年3月15日撮影) 地元の図書館で、田中小実昌の『女? 現地ルポ』(秋元書房)を借りる。 昭和四十四年出版で、千葉の県立図書館所蔵の本だ。 著者について、最近、何冊かが文庫で再刊されているものの、知らない人も多いに違いない。その経歴は、確かに、著者の顔を見たことがあれば、頷けるものだろう。 本書に関し、著者を調べていて、題名から気になり、リクエストしてみる。 内容は、それこそ、著者の近辺での色絡みで起きたことだ。半世紀以上前なら、なるほど、ありそうなことだ。 人によっては、時代を感じるはずだ。 何れにしろ、今の人からすれば、時代背景も変化し、古典と捉えるかもしれぬ。 また、横文字が少ないのも有り難い。 今は、横文字があちこちに溢れ、何を言おうとしているのか、分からぬことも多々ある。 政府も無知な連中を騙すため、盛んに使う。 だから、読んでも、分からぬことばかりだ。 (第七千五百十七段)
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by akasakatei
| 2024-03-30 20:35
| 文芸
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(『今よみがえる玉電の時代と世田谷の街』:2024年3月15日撮影) 隣町の図書館より、家人が、武相高校鉄道研究同好会編著『今よみがえる玉電の時代と世田谷の街』(TAC出版)を借りて来る。 親戚に、旧砧線沿線の出身の人がおり、見せるためだという。 砧線に関しては、先年、廃線跡を巡った。 玉川線については、巡ったことはない。 二カ月ばかり、用賀で働いていたけれど、最早、玉電のイメージはなく、仕事も嫌で、廃線を探す気にもなれなかった。 本書によれば、この付近は、併用軌道、それに、専用軌道だったらしい。 玉電に初めて乗ったのは、小学校中学年の夏休みだ。 既に、新玉川線は開通していたものの、半蔵門線は開業前だった。 三軒茶屋と下高井戸を往復した。 かなり込んでいた。 それにしても、本書の編著の武相高校鉄道研究同好会は、熱心に活動している印象がある。 大学の鉄道研究会だと、そうしたところも多い。高校の鉄道研究会では、あまり耳にしない。 中学、高校と鉄道研究会だった身からすると、頭が下がる思いだ。先輩らは、熱心に、趣味誌に投稿していた。 (第七千五百十六段)
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by akasakatei
| 2024-03-29 20:43
| 文芸
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(『対訳ジョン・ダン詩集イギリス詩人(2)』:2024年3月13日撮影) 隣町の図書館で、湯浅信之編『対訳ジョン・ダン詩集イギリス詩人(2)』(岩波文庫)を借りる。 機知に富むと知り、読む気になる。 この詩人は、千五百七十二年生まれ、千六百三十一年に亡くなっている。 日本では、戦国時代になる。 当時を考えると、多少、身構えることになる。 頁を広げると、横文字が並び、訳も横書きだ。 学生時代の教科書を思い出させる。 訳詩に関し、詩人自身が、「形而上詩人」と言われるだけあり、かなり分かり難い。 英詩も、先ず、読めぬ。辞書が必要だ。 英語は、大学三年での授業が最後だ。 それ以来、ほとんど触れて来なかった。 今、仕事で、必要なものの、ほとんど筆記で済ませている。 機知を味わうどころではない。 訳者も、あとがきにおいて、三十年以上前に、悪戦苦闘したとある。 注釈がないと、難しいようだ。 (第七千五百十五段) #
by akasakatei
| 2024-03-28 20:04
| 文芸
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