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辰巳地(たつみをぶたいの)

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(二月の歌舞伎座:2017年2月19日撮影)


客席はやはり『門出二人桃太郎』を目当ての人が多く華やかだ。
次の時代狂言は、成駒屋だ。
幕間にロビーに出ると、先日、紀伊國屋寄席に聴きに行った噺家

がいる。
高座での芝居の台詞も上手く、妙に納得する。
最後の『梅ごよみ』は、昭和二年に演じられた台本が基本となっ

ており、故永井荷風氏が舞台監督だったという。
往時をつい考える。

 物語の運びは、あっさりとしており、高麗屋が主人公を勤める。

どちらかといえば、筋を追うより、中村屋と音羽屋らが演じる辰巳芸者の鞘当が中心となっている。
 辰巳とは、江戸城からこの方角にあった深川のことだ。
 今では、辰巳芸者の言葉遣いを耳にするのは、芝居くらいしかない。
 意地と張りを売りとしていた。
 この辺りは、先日、散策した。
 路地に入れば、かつての風情も残る。

(第四千九百三十段)


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by akasakatei | 2017-02-28 18:40 | 文芸 | Comments(0)

猿若歌舞伎座夜(さるわかさいよる)

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(祝い幕:2017年2月19日撮影)


映画館を出、新宿から品川経由で、京急蒲田まで行く。銭湯に足を延ばす。
 この日の夜は歌舞伎座だ。
 それまで、時間がある。
 銭湯は駅近くで、日曜は朝から開いている。新しい建物で、露天風呂もあり、文庫を捲る五十代もいる。上映中、霜焼けが、再び、痛み始め、よく暖める。この日の特別湯は、高温風呂だ。四十四度で、誰も入っていない。

入浴後、やや小腹が空き、歌舞伎座近くの店で、洋食を口にする。お八つ間近で、これなら、終演まで持つだろう。
 歌舞伎座での二月公演は、猿若祭と冠が付いている。

 『門出二人桃太郎』、『絵本太功記(尼ヶ崎閑居)』、『梅ごよみ』の演目が並ぶ。

 これらのうち、『門出二人桃太郎』、『梅ごよみ』が目的だ。観たことがない。

 前者は、当代勘九郎丈の長男、次男の初舞台となっている。

 また、後者は、為永春水の人情本だ。

(第四千九百二十九段)


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by akasakatei | 2017-02-27 22:49 | 文芸 | Comments(0)

映画父娘別(すぷりんぐはずかむ)

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(新宿武蔵野館のロビー:2017年2月19日撮影)


 仕事場近くで、ビルマ僧に会う。散華を渡されそうになる。不勉強故、考え、受け取らない。
 仕事場近くでさえ、こうなのだから、繁華街の路上では、もっと怪しいこともあるに違いない。
 そうした中の二月十九日、早起きし、新宿へ出る。

 昨日に公開された映画『スプリング、ハズ、カム』を観るためだ。柳家喬太郎師匠が出演する。それで、足を運ぶ気になる。

 この作品は、この一週間は、ここだけでしか上映されない。それも、朝の一回のみだ。

上映前、近くの喫茶店に寄り、やや早い昼食を兼ね、モーニングを頼む。古い店だが、最近、改装した感じだ。
 壁に向かい、ひとり用の席もある。
 そういえば、先日、訪れた母校の学食も窓に向かい、その種の席があった。
 ところで、内容だが、ある父娘の一日を描く。主人公の師匠は、高座での新作落語を思わせる。舞台は、地元における隣町の隣町だ。上映後、監督や脇役らのトークがある。
 プログラムを見て、監督が母校の後輩と知る。同じ学部の出身だ。
                   (第四千九百二十八段)


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by akasakatei | 2017-02-26 22:45 | 文芸 | Comments(0)

戦前擬学校(へいせいようねんがっこう)

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(庶民は騙されては駄目だ:2017年2月12日撮影)


先に保育園の待機児童に触れた。
首相は、待機ゼロを断念したというが、理由は、働く女性が増え

たためらしい。
己の発言を忘れたのかと問いたい。
確か、女性活用と言っていたはずだ。
それを考えなかったのか。
更にいえば、共稼ぎでなければ食べていけない実態もある。
これまでの首相の経済政策は、富裕層だけのもので、底辺層には

何の効果もない。
それを隠すことに胡散臭さがある。
戦争関連についても同様だ。
危うい社会だ。
そうした中、教育勅語や軍歌を歌う幼稚園や小学校の記事を見る。
首相夫人も絡んでいるとのことだ。
この類いの学校は、かつては漫画の世界だけの話しで、笑いの要

素だったが、今や現実化している。
否、あったことはあったが、大学、及び、その付属校で、他に行

く学校がなく、仕方なく行く学校だった。

(第四千九百二十七段)


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by akasakatei | 2017-02-25 19:24 | 教育 | Comments(0)

日常破壊策(こわれるにちじょう)

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(この海の向こうには:2017年2月12日撮影)


先に、地元の世捨て人が、以前、住んでいた場所での交通事故に触れた。

 それから一週間しない間に、そこから一キロも離れていない団地で殺人事件があった。

 被害者は、年配男性だ。

 こう近い場所で、事件、事故が続くと、妙に、物騒に思えてくるから、不思議だ。

 物騒といえば、今後の東京オリンピックか。

 これが行なわれるため、共謀罪対策が必要だというものの、それが開かなければ必要ないのではないか。

 今からでも遅くはない。

 危険が予想されるものは止めるべきだ。

 本来、国は国民を守る義務がある。

 今は、その逆で、国が国民を危険に晒す政策ばかりをしている。

 自衛隊の海外派遣など、そのひとつだ。

 これにより、我が国は、最早、平和国家とは思われていない。

 更にいえば、オリンピック関連では、未だ、解決していない問題が山積みだ。

                    (第四千九百二十六段)


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by akasakatei | 2017-02-24 20:05 | Comments(0)

教育悪環境(きょういくのつみ)

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(教育の意味とは:2017年2月12日撮影)


今年もまた保育園に入れなかったとの声が聞こえて来る。
改善されたのか。
今の育児は大変だ。
共稼ぎでも、食べていくのがやっとの家庭がほとんどだ。
それに教育費が加わる。
現代、富裕層では学校入学からではなく、幼児の頃から習い事を

させている。
誰もが平等の時代ではなく、貧富の差が普通となり、機会が不平

等の世だ。
希望のない社会だ。
そうした中、小学校から英語だ。どうなるか。
昨今、企業では、分からぬ横文字を使う悪しきことが普通に見ら

れる。
聞いていて、何を言いたいのか、と思う。
妙なことにならねばと危惧する。

 思うに、単に、評判の芳しくない意識が高い系の人間を作るだけ

に終わるだけではないか。

(第四千九百二十五段)


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by akasakatei | 2017-02-23 18:44 | Comments(0)

歴史教養事(れきしちしき)

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(教養がないと:2017年2月12日撮影)

ある日の仕事場近くの喫茶店での会話だ。
朝は常連が多く、中には、医者もいる。文部科学省が発表した教

科書の話しをしている。歴史において、聖徳太子の書き方が変わる。幼名が先となる。
医者が、この幼名を読めないという。
教養と思われるものの、やはり、文系理系では、差があるのか。
また、同日の新聞では、北朝鮮の指導者の兄が暗殺された記事が

出ている。
理解の出来ない事件だが、あそこでは、この類いが普通なのだろ

う。
中国やロシアでも、ありそうな話しだ。
それにしても、国が変われば、考え方も様々だ。
ただ、それでアメリカや西欧だからといって、飛び付くのは感心

しない。
例えば、合理的思考で、ひとりひとりが正しければ、上手く世が

回るような発想があるみたいだが、果たしてそうか。
そう考えていると、隣のテーブルより、以下の話しが聞こえて来

る。
以前に触れた母娘だ。
職場で、新しく入って来た人が、前にいた職場では、という話し

をするらしい。ここの職場には、ここのやり方がある、と言ったと

のことだ。

(第四千九百二十四段)


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by akasakatei | 2017-02-22 19:18 | Comments(0)

我小春(きょうしはおらがはる)

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(教育の意味を考えるべきだ:2017年2月12日撮影)

相変わらず、あちこちの学校における苛め関連で、毎日のように、校長や教育長が頭を下げている。

 何れに関しても、保身の言い訳ばかりだ。

 アンケートを実施し、それで判断しているみたいだが、それで、本当に、正確な情報が得られると思っているとしたら、全く、御目出度い連中だ。

 大体、普段、接するのは教室での生徒だけで、ある意味、仕切りたがる傾向がある。

 だから、自己中心的な判断しか出来ないのではないか。

 更に加えれば、学校内で、アンテナを張っていないから、情報が引っ掛からない。

 そうした折り、文部科学省、及び、厚生労働省が、国旗国歌を指導するように発表したという。

 違和感が伴う。

 また、文部科学省は、グローバル化への対応へ英語教科化の改定案を出したらしい。

 グローバル化が言われて久しいものの、日本にいる限り、それを実感する機会は少ない。英語を必要とする場面はほとんどない気もする。

(第四千九百二十三段)


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by akasakatei | 2017-02-21 06:00 | 教育 | Comments(0)

二六二紀伊國屋寄席(きのくにやよせ)

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(開場前の紀伊國屋寄席:2017年2月14日撮影)


 学校に対する不信の多くは、教師が世間を知らないためだろう。

 横浜で、一転、苛めと認定し、教育長が謝罪した。世間の声で、動いたとしか思えない。

 一宮では、認めていたものを校長が撤回した。説明を聞いても要領を得ない。上からの圧力と疑われても不思議ではない。

 学校とは社会の縮図というものの、確かに、その一面とはある。

 そうした中の二月十四日、新宿の紀伊國屋ホールへ仕事帰りによる。

 「第262回紀伊國屋寄席」で、先日、文士劇の際、ポスターを見た。馬桜師匠が「明烏」、また、仕事場へ来たことがある小文治師匠が出演とあった。

 これを目的で足を運ぶ。

 他には、橘也さん、たい平師匠、主任が圓楽師匠だ。

 よく落語を聴き、社会が分かったという人がいる。

 落語には、世にいる大概の人がおり、ある意味、その通りだ。

 この日の会場は、テレビに出ているふたりの噺家が高座に上がることもあり、大入りである。

(第四千九百二十二段)


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by akasakatei | 2017-02-20 22:19 | 文芸 | Comments(0)

噂耳席(うわさがきこえ)

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(巷では:2017年2月12日撮影)


喫茶店で隣に座った母娘が話している。
母親は八十代、娘は五十代か。
テレビで、今の男はぽっちゃりした女性を選ぶということで憤慨

している。
男は、よく食べるということで選ぶらしいが、母娘によれば、自

己管理か出来ていないだけではないかという。
様々な見方があるものの、さて、どうなのか。
尚、この娘には、後から大学生の息子が合流する。
それにしても、結婚について、相手にあれこれ、求めるが、結婚

出来ても、最終的には、裏切られることがほとんどだ。
また、世間を知らない女性ほど、要求が高い。
何れにしろ、忍耐が強くなることだけは確かだ。
そうした中、一宮市において、担任が生徒を苛め、生徒が自殺し

ていた件が明らかになる。教育委員会が謝罪したが、ここで校長が

何故か分からない発言をする。何かあったら、教師に相談せよ、と

のことだが、その教師が信用出来ないのが、問題の起こりではない

のか。

(第四千九百二十一段)


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by akasakatei | 2017-02-19 18:18 | 社会心理 | Comments(0)