<   2012年 09月 ( 31 )   > この月の画像一覧

方丈記八百年能狂言(ほうじょうきにひかれ)

九月二十九日、国立能楽堂へ行く。特別公演である。方丈記八百年記念と銘打ち、曲は『養老(金剛流)』、『柑子(大蔵流)』、『船弁慶・重前後之替(観世流)』だ。
能狂言は、一年のうち、足を向けるのは二回くらいだ。ひとつは若手能、もうひとつは無性に聴きたくなる時で、丁度、秋頃になる。ただ、今回は、そういうことではなく、ただ『方丈記』というだけで、チケットを買ってしまった。
買って、初めて、曲を知ったくらいだ。
始まる前に、腹拵えをする。いつも利用する喫茶店が臨時休業で、個人経営の蕎麦屋にする。ここには何回か入ったことがある。店主は元気な人で、表を人が通る度に声を掛けている。
能楽堂へ向かうと、いわき市からの団体バスが駐車している。
『方丈記』と東日本大震災の繋がりか。
能は極限までに無駄を省いた芸という。個人的には、その空間で、夢か現かを味わう場となっている。
公演終了後、近くの銭湯で汗を流す。番台が残り、浴場内の絵は石川県の島であった。また、池もあり、金魚が一匹泳ぐ。
(第三千三百十八段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-30 18:42 | 文芸 | Comments(0)

多摩川自給自足(しょせんぱいのいえ)

国領の世捨て人とその細君、更には、細君の実家で飼われている犬と多摩川沿いを歩く。
聞くところによると、犬は、結構、吠え、出前や新聞配達人らが被害に遭っているとのことだ。
実際、他の犬を見ると、威嚇する。
こちらに顔を近付いて来た際、些か、逃げ腰となる。噛まれたくはない。
今回、多摩川付近を散策するのは、陽気に誘われたからだ。
彼岸花が咲く土手を下り、水の流れに近付こうと思うものの、意外に遠い。水量がないことを改めて知る。
土手から水辺までの間に、畑らしいものや小屋らしきものがいくつかある。周囲は叢だ。
一体、何かと思う。
犬は、そういうこととは関係なく、勝手に進む。日焼けをした住人が現れる。どうやら人生の諸先輩方だ。
 自給自足の生活をしているのか。
 外に置かれた鳥籠が印象的だ。
(第三千三百十七段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-29 18:40 | 福祉 | Comments(0)

不幸鎖(だれがはずすか)

 車内で中学生が漢字を勉強している。
 ふと背中越しに覗くと、「有害ガスが充満」や「監視カメラ」が目に入る。
 物騒な今を感じる。
 現代は、正直、人権が軽視されている。ここまで、時代が過去に戻ると誰が予想したか。
 戻るといえば、隣国との関係も緊迫している。
 それに対し、二大政党ともタカ派を代表とした。
 これらのうち、自民党について、以前、坊やだからという理由で辞めた政治家が再び代表となり、余程、人材がいないのかとつい思う。
 今の政治家は世襲だから、危機感に立った者が少なく、到底、領土問題に関し、解決は出来ないだろう。
 不幸なのは、それに付き合う国民である。
 尤も、以前にも触れた通り、そうした政治家を選ぶ有権者の責任も重い。
 こうなると不幸の連鎖だ。
(第三千三百十六段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-28 09:41 | 政治 | Comments(0)

現世生地獄(げんせいでのじごくめぐり)

国領の世捨て人は、このところ、面接がいくつかあり、出掛けて行くものの、未だ、夜勤から抜け出せていない。
その面接の際、意外に、以前、訪れた場所が多いとの話しだ。
町歩きで訪れた時は、その会社に気付かず、ただ、散策を楽しむだけだが、面接で訪れると、側を通っていたということが結構あるようだ。
また、世捨て人によると、面接場所の一時間前に着くようにし、近くの喫茶店で休むらしい。
これにより、町が見えて来るとのことだ。これは、日常生活に繋がる可能性があるためだろう。
砂町銀座では「仮面ライダーシリーズ」のフィギュアが飾られている店、深川では洋食の種類が豊富な店など、様々な店の顔を発見しているみたいだ。
尤も、結果が出ないこともあり、印象が悪くなる町の数が増えることは否めないと聞く。
 それを耳にすると、改めて今の世における異常を知る。
 最早、生きること自体が地獄ともいえる。
(第三千三百十五段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-27 16:28 | 産業 | Comments(0)

秋連想(あきのけはいより)

彼岸が過ぎ、秋らしくなる。
空を見上げると、澄み、高い。
芸術、文学、運動、食事などに快適で、ついあれこれと計画を考えるものの、結局は芝居や食事くらいか。尤も、芝居は何本か観るため、それだけで、予定が埋まる。
その際、気になるのが往路の交通機関だ。遅れないように早く自宅を出るけれど、駅に着いて、遅れを知ることもしばしばだ。
遅れといえば、国領の世捨て人より、京王線の話しを聞く。調布付近が地下化されて以降、付近を原因とする遅れが目立つとのことだ。
同区間の構造が複雑だからではないか。
技術者は机上で考えるところがあり、それによる混乱が多い場合がある。
ところで、遅れた時、嫌なのが込んだ車内に乗ることだ。最近では女性も大柄になり、隙間を探すことさえ大変だ。また、変に身体が密着すると、トラブルに巻き込まれる可能性がある。ここが難しい。
 高校時代は、平均的な身長だった。それが今では、車内だと見上げる感じだ。
(第三千三百十四段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-26 12:49 | 社会心理 | Comments(0)

早朝工場景(うるさいげんばとは)

 国領の世捨て人の職場に関し、様々な話しを聞いた。
 先日は、区民からあまりの煩さに区役所経由で苦情が来たという。朝の五時前から、作業で使う台車が煩いとのことだ。
 どういうことをしているのかと思い、早朝、勤務先前に行ってみる。
 なるほど、路上を使い、肉を積み込んでいる。
 更に、新たな発見がある。
 建物内からの指示が、放送で表にも届くようになっている。この声が怒鳴り声で、恐怖さえ覚える。
 周囲の印象は良くないに違いない。
 後に確認したところによると、この怒鳴り声は社長らしい。
 また、先に聞いたことを思い出す。社員同士の口論である。これも近所に筒抜けになり、社員のレベルが分かるというものである。
 何れにしろ、これが毎日では近所は迷惑なはずだ。
 尤も、工場関係のトラブルでよくある例は、最初に工場があり、後に住宅が出来たという歴史である。
 そうした点でいえば、住民が我儘ということになる。
(第三千三百十三段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-25 10:00 | 産業 | Comments(0)

変装境界域(こうれいしゃかじょせいか)

先日、神宮へ大学野球を見に行った際、外野席にした。一部の試合を除き、外野席は女性や六十五歳以上は無料とのことだ。
それを知った時、六十五歳以上に変装するより、女装して来れば良かったと考えたのは不思議である。
これは、世間の女装に対する壁が低くなっていることが関係するのか。
数年前に指南本が出版され、また、今後、それを題材にした映画も公開されるらしい。
一般的に、最近の女装は、心理的には男性で綺麗に見られたいという心理より始める者が多いと聞く。男の娘や女装娘という。
以前、佐貫の酒仙とその種のスタッフがいる店へ行ったことについて触れた。その時、酒仙は完全にこの部分を混同していた。
この辺の区別は、結構細かく、世間的には酒仙のように区別が難しいに違いない。
更に、DVDや雑誌、風俗にもこうした分野が存在する。特に、風俗では、ニューハーフの店にいるため、より混乱する。
ところで、ここでふと冒頭の件で思ったのは、六十五歳を証明するには身分証明書が必要で、女性だとそれが必要ないということである。
(第三千三百十二段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-24 09:58 | 社会心理 | Comments(0)

試験版:神宮前散策(やきゅうかんせんごのやぎ)

 
b0031140_23142027.jpg

(写真は神宮前付近:2012年9月22日撮影)


 鶴川より小田急と地下鉄を乗り継ぎ、表参道に出る。
 大学野球を見るためだ。
 最寄駅は外苑前だけれど、時間があるので、ひと駅分歩くことにする。
 大通りの都営団地付近より脇に入ると、未だ、生活感が漂う町が残る。
 路地があちこちに分かれ、歩いていて面白い。
 ただ、残念なことに時間がない。球場へ急ぐ。
 この日の試合は、明治対早稲田、法政対慶應だ。母校が登場する。
 以前、母校の試合を見たのはいつだったか。
 その時は、応援団が演奏するテーマに関し、大学に伝わる曲が使われていなかったことに対し、些か物足りないものがあった。
 今回は、伝わる曲が使われていた。ただ、応援合戦では、球場全体に通る声の持ち主がおらず、聴き取り難かった。
 尚、試合には勝ち、校歌を聴いている間、学生時代を思い出し、今、自分は何をしているのかと考える。
 試合終了後、中野へ向かう。
 山羊刺しを出す沖縄料理店があるという。
 昭和新道通り沿いにあり、中に入ると、狭いながら座敷もある。
 泡盛を片手に、山羊刺しを口にする。
(第三千三百十一段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-23 23:12 | 余暇 | Comments(0)

神宮前散策(やきゅうかんせんごのやぎ)

 鶴川より小田急と地下鉄を乗り継ぎ、表参道に出る。
 大学野球を見るためだ。
 最寄駅は外苑前だけれど、時間があるので、ひと駅分歩くことにする。
 大通りの都営団地付近より脇に入ると、未だ、生活感が漂う町が残る。
 路地があちこちに分かれ、歩いていて面白い。
 ただ、残念なことに時間がない。球場へ急ぐ。
 この日の試合は、明治対早稲田、法政対慶應だ。母校が登場する。
 以前、母校の試合を見たのはいつだったか。
 その時は、応援団が演奏するテーマに関し、大学に伝わる曲が使われていなかったことに対し、些か物足りないものがあった。
 今回は、伝わる曲が使われていた。ただ、応援合戦では、球場全体に通る声の持ち主がおらず、聴き取り難かった。
 尚、試合には勝ち、校歌を聴いている間、学生時代を思い出し、今、自分は何をしているのかと考える。
 試合終了後、中野へ向かう。
 山羊刺しを出す沖縄料理店があるという。
 昭和新道通り沿いにあり、中に入ると、狭いながら座敷もある。
 泡盛を片手に、山羊刺しを口にする。
(第三千三百十一段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-23 22:48 | 余暇 | Comments(0)

神奈中鶴二十二系統(ちょうふよりつるかわへ)

 秋分の日、曇り空だ。七時ちょっと前に調布駅前に立つ。
 調布を七時三十一分に出るバスに乗るためだ。
このバスは、調布駅南口より鶴川駅へ向かう日祝祭日に一本しか走らない神奈川中央交通「鶴22」系統だ。
 暑さ寒さも彼岸までというけれど、バス停で待っている間、些か、肌寒い。
 調布駅では、この日に発売される記念乗車券を買う人でかなりの列が出来ている。
 七時十五分頃、ロータリーに調布駅行きの方向幕を掲げたバスを見た際、感慨深いものを感じた。
 これは、その前日、丸ノ内線を回送で走る銀座線の車輛に通じるものがあった。
 折り返しのバスに乗車したのは三人だ。
 定時に発車し、多摩川を越え、矢野口駅、稲城駅、若葉台駅を経由する。
 途中、雨が降り始まる。
 鶴川へ抜ける山道に差し掛かると、初秋の雰囲気が漂う。
 八時二十分、鶴川着。
(第三千三百十段)
[PR]
by akasakatei | 2012-09-22 22:47 | 余暇 | Comments(0)