<   2009年 11月 ( 30 )   > この月の画像一覧

傘裾濡(かさよりのそうぞう)

雨の日における朝の満員電車では、傘の持ち方も知らぬ者が少なからずおり、こちらが気を遣わなければならない。
濡れないように他人に対し、気を付けるのは当然で、平然としている者を見ると、朝から腹立たしい。
他人への気配りが出来ない者が、何と多いことか。
こうした連中に限り、吊り革に掴まっており、降りる際に、勢い良く放すものだから、すぐ後ろの人に当たる可能性もある。
どのような躾をされたのか、親の顔が見たい。
それに、車内をどのように心得ているのか。
年々、マナーは悪くなるばかりである。
 察するに、相手の気持ちまで考えられないのだろう。
 昨今の風潮も影響しているはずである。
 競争社会においては、必然的に、自己中心となる。
 それを称賛する者は、他人が信じられず、常に、疑って生活しているに違いない。
 信じられるのは、金だけとなり、形ばかりの家族を形成し、子育ても投資的な意味合いでしかない。
(第二千二百八十三段)
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by akasakatei | 2009-11-30 21:38 | 教育 | Comments(0)

天皇即位二十年(へいせいこうしつにんき)

十一月十二日、天皇の即位二十年記念式典が行なわれる。
交番、都バスに日の丸が掲げられている。
交番は兎も角、都バスは何だか不思議な感もする。花電車の名残か。
とはいっても、都バスでも祝祭日には日の丸を掲げるのだから、これは当然なのかもしれない。
仕事場付近でも、日の丸を揚げている建物がある。
それにしても、故郷にいた頃、旗日に日の丸を掲げる家は確かにあった。
小学校でも、一年時の担任がその意味を語り、掲げるように教えていた。
 ところで、この日、朝一番で郵便局へ行ったところ、記念切手を買う人が並んでいた。
 こちらは、貯金の係に用があった。そこで、顔馴染みの局員より「記念硬貨が発行されたのでどうか。」と勧められる。
 記念切手を買いに来た人がそれを聞き、交換すると申し出ていた。
 改めて、天皇に関する人気を知る。
(第二千二百八十二段)
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by akasakatei | 2009-11-29 21:38 | 政治 | Comments(0)

使命道(おのれのしんじたみち)

 インフルエンザの予防注射をする人が増えている。
 それに伴い、医療機関によっては、掛かったことがある人に対しては、予防注射をするけれど、新規に関しては断っているところもあるらしい。
 これは納得出来ないことである。
 医者の使命を忘れているのではないか。
 使命で思い出したことがある。
 大学へ入学した頃に参加していた歴史サークルの会長だった甲である。当時、三年であった。
 このサークルは近現代を研究しており、左派的な匂いがした。実際、甲は世の不正や貧困について、政治的な活動もしていた。
 どこからその正義感が湧くのかは分からないものの、ひとりで多人数を相手にしても平気で、キャンパス内でも、それを実践していた。
 尤も、これがマイナス方向に働くこともあり、そのサークルは三ヶ月に分裂する事態となった。これを機に親しく話す回数は減った。
 それでも、今から思えば、その行動力や自信は見習うべきもので、三ヶ月の付き合いながら、未だ印象深い人物として記憶されている。
(第二千二百八十一段)
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by akasakatei | 2009-11-28 21:01 | 社会心理 | Comments(0)

新緞帳国立寄席(ひさしぶりのこくりつえんげいじょう)

 国立演芸場の十一月上席へ行く。
そこへは二月、また、寄席は夏以来である。緞帳が新しくなっている。
裏にある皇居の関係で、付近は普段でも警官が多いが、この日はいつもよりも目に付く。今週、国立劇場で皇室関係の行事があるためか。
出演は、噺家は南喬、吉窓、喜多八、白酒ら各師匠、二つ目のろべえさん、前座は朝呂久さんである。色物は曲芸の勝丸さん、漫才のにゃん子・金魚さん、マジックの広春さん、津軽三味線の元九郎さんらである。プログラムと異なり、代演が目立つ。
これが理由かは分からないものの、満員ではない。以前は、それほど国立演芸場では代演はなかったと記憶する。ここ数年はそうでもない。
目的としていたのは、プログラムにも印刷されている左橋師匠である。大学の同窓で一度聞きたかった。それが吉窓師匠になっていた。
 その吉窓師匠は、噺後、寄席の踊りを見せる。寄席で久し振りに見た。
 主任の南喬師匠は『らくだ』で、酔ってからの屑屋に芸を感じる。
(第二千二百八十段)
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by akasakatei | 2009-11-27 19:25 | 文芸 | Comments(0)

日曜千代田港散策食(にちようとしんのめし)

土日を中心に都内の町歩きをしている。
特に、日曜は人が少なく、なかなか面白い。
尤も、これが逆の意味で町の印象を変えることもある。というのも、山手線内でも、千代田区、港区だと、昼食に困る。意外と開いている店はない。チェーンやラーメン屋だと開いているものの、町の雰囲気を知るには適切ではない。正直、町の蕎麦屋の一軒でも開いていれば、有り難いと思うほどである。
同じような意味で、喫茶店もそうである。開いているのは、これもチェーンばかりである。
では、夜はどうか。
これもない。つい蕎麦屋が開いていればと考える。
日曜が休日ということは、平日はそれだけ忙しいともいえる。暇ならば、わざわざ休日など設けないだろう。
 それでも、歩き回っていると、他に選択肢があれば入らないような店が開いていることもある。
 大概、メニューには別段食べたいものもなく、適当に無難そうなものを注文することになる。待っている時、店にいる人間を観察して過ごす。
(第二千二百七十九段)
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by akasakatei | 2009-11-26 19:24 | 余暇 | Comments(0)

危険口(かねがくちにでたら)

女詐欺師に騙された結果、何人もの男性が遺体で発見されている。関連したひとつの事件かと思えば、そうではなく、各々の犯人は別である。
被害者は、何れも、色に迷っていたと見られる。
驚いたことに、犠牲者は良い年をしている。
一般的に、女性が金を口にしたら、気を付け、縁を切るべきだとの話しもある。
そうした点でいえば、川口の清掃職人はかなり注意深かった。
金の切れ目が縁の切れ目ともいう。
金目的で近付く女性は多い。
今、結婚活動をしている女性の中に目立つのは、専業主婦願望である。これも拡大解釈をすれば、男性の年収を目当てにしているともいえる。
現代社会では、いつ何が起きるか分からず、男性だけの年収に頼るのは危険である。どうしてそれに気付かないのか不思議である。
男性もまた、それが現実になった時、女性に去られる可能性があることを知る必要がある。
 所詮、女とはそれだけの生き物である。
(第二千二百七十八段)
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by akasakatei | 2009-11-25 19:23 | 家族 | Comments(0)

自殺者心境(こんにちのしんり)

 そろそろ、故郷の学級委員の命日である。その死は、今でも謎とされている。
 先日、佐貫の酒仙と会った時もその話しになる。
 今日、自殺は悪とする人もいる。
 確かに、鉄道自殺では、他人へ迷惑を掛ける。また、鉄道以外の自殺でも、周囲へ影響を与える。
 そうした面を考えると、迷惑には違いない。
 ただ、ここで、当事者の心理を察すると、それ以外に道はなかったのかもしれない。
 追い詰められ、死を決心すると、何も怖いものはなくなる。
 これは守るべきものがないからに他ならない。
 普通、死を恐れるのは、守りたいものがあるからである。
 このようにみれば、現代社会では、人との絆が薄いこともあり、自殺者が増えるのは別段不思議でもない。
 逆にいえば、周囲にその人を助ける者がいないということは、自殺をしても迷惑が掛かることはないともいえるはずである。
 何れにしろ、今のように追い詰められる社会は異常であり、問題は、個人よりも社会にあると思われる。
(第二千二百七十七段)
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by akasakatei | 2009-11-24 19:10 | 社会心理 | Comments(0)

町医者水準(いしゃえらび)

 床屋ほど地域の噂を含めてあらゆる情報が集まる場所も少ないのではないか。
 以前に触れた行き付けの床屋へ行く度に、様々な話しを聞く。
 この間、痛めた左手に対し、病院の良し悪しまで教えて貰う。
 それによると、やはり地域の病院の機械は中古が多く、出来れば、最新設備のある病院の方が望ましいらしい。
 レントゲンでも、写りが違うという。
 これについては、あまり考えたことがない。
 地元の整形外科でいえば、無駄な治療をしている場合が多く、大きな病院へ行った方が治りも良いとのことである。
 こうなると、地域の医者は、所詮、町医者で、当てにならないともいえる。
 話しを聞いていると、老後になった時、世話になる医者をどうするか、考えてしまう。
 病気を苦にして自殺する人がいるけれど、ほとんどの医者はそれだけの力量しかないのかもしれない。
 となると、名医が頼りなものの、一部では富裕層しか診察しない医師もいるとされる。
(第二千二百七十六段)
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by akasakatei | 2009-11-23 19:10 | 福祉 | Comments(0)

喫茶店代用(ひるのわしょくてん)

 隣人の顔と名前は知っていても、挨拶を交わしたことさえない。
その隣人に、地元を歩いていると、よく会う。
駅で、ある時は飲食店をどこにしようかと迷っている場合など、先に暖簾を覗いている姿を見掛ける。
年齢は、それほど違わない。
先日、昼食を料理人ふたりだけの和食店でしていると、後より入って来た。
「友達と待ち合わせだけれど、良い。」
馴れた言い方である。常連という感じであるけれど、何故か、料理人は戸惑っている様子である。
ひと間隔開けて、承諾する。
「ソーダ。」
漸く事情が分かる。地元には喫茶店が少ないから、その代わりとするのだろう。
漫画を読み始める。
こうした店では、酒で待つ人は偶にいる。サイダーは珍しいかもしれない。
近くにはファーストフードもある。時分で込んでいたのか。こういう使い方もある一方、やはり、サイダー一本では店に気の毒な気もする。
(第二千二百七十五段)
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by akasakatei | 2009-11-22 18:21 | 社会心理 | Comments(0)

霜月浅草辺(りっとうのあさくさ)

正月には、都内のあちこちで歌舞伎が行なわれている。歌舞伎座、国立劇場、新橋演舞場、浅草公会堂、そして前進座である。この時期になると、正月のスケジュール調整で忙しい。
まず、演目を確認する必要がある。これはネットを活用する。
歌舞伎座以外は発表になった。次にチラシを集める。歌舞伎座や国立劇場などへ足を運び、浅草公会堂を除き、入手した。
どうやら、それを手に入れるには浅草まで足を運ばなければならない様子である。
浅草寺はいつも込んでいる。それに隣接する浅草神社は、ひっそりしていることが多いものの、七五三及び菊花展の季節で、珍しく人が集まっている。猿回しもいる。
ここより雑踏を抜け、目的のチラシを手にする。
浅草は芝居や落語などの目的があって訪れると、食事の時など、入りたい店がすぐには見付からない。それに対し、この日のように時間に追われない場合だと、入りたくなる店が多くなるのは不思議である。
チラシだけで帰るのもどうかと思い、文人の愛した味を土産とする。
(第二千二百七十四段)
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by akasakatei | 2009-11-21 18:21 | 地域 | Comments(0)