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存知御町内超人(ねがいのかたち)

 桐生の課長から挨拶状が届いた。それによれば、この四月から東都勤務になったという。これより、桐生改め武蔵村山の課長とする。
 その課長とは九十五年からの付き合いである。蛍雪を友にした。昭和四、五十年代のサブカルチャーと実務民法に詳しかった。ここしばらくは会っていないが、年賀状の遣り取りは続いている。
 それを手にする度に思い出すのは、サブカルチャーの中でも、特に特撮関係の話しである。
 特撮といえば、最近では各地で地域限定のヒーローが出現している。地元でも存在する。その名を「多摩川戦隊コマレンジャー」という。
 この戦隊は市を盛り上げるために、イベントや商店街で活躍しているけれど、未だ見たことはない。ある情報によれば、その背景設定やテーマソング、グッズもあるらしい。何でも、今夏には地元を舞台としたテレビの昼ドラにも登場する予定で、先日撮影も行なわれたという。
 こうなると侮れない。イメージ的には、ご町内ヒーローだけれど、経済効果は小さくないだろう。
 噂によると、市内にはこの他にも戦隊ではなく、単独で行動するヒーローもいて、日々市民のために働いているようである。「コマレンジャー」の活躍はホームページで公開されているが、単独ヒーローにはそれがなく、正に謎である。
 何はともあれ、両ヒーローとも目が離せない。
(第二百七十四段)
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by akasakatei | 2004-05-31 18:10 | 地域 | Comments(0)

害施形(じょうい)

 PHSの調子がおかしい。送話が出来ず、また、着信も出来ない。何れも一時的な現象だが、これでは生活上支障が生ずる。
そこで携帯部門相談役で、日夜その研究をしている佐貫の酒仙に確認をするが、原因は分からない。仕方なく、Pメーカーの相談室に電話をする。だが、ここでも解決しない。提案されたのは、同じ現象が見られた場合、電池を最初からリセットしてくれというものである。
現在加入しているのは、今度アメリカのファンドと京セラに買収される予定のものである。買収されてどうなるか分からないが、外資の名が出てくると消費者は気を付けなければならない。外資は利益こそ第一で、消費者サイドの視点には立たないからである。また、京セラは、その社風は悪くないものの、本当に外資と組んで上手く機能するのだろうか。機種ではなく、契約会社を変えるべきなのか。
ここまで外資を信用していないのは、今度再上陸する某メーカーのパソコンが故障続きだからである。偶々、同じ機種を使っている人がいて訊いたところ、やはりすぐにOSが破壊されるという。機種とプログラムの相性が悪いと思われる。このため、サポートを充実させているのだろう。日本で消費が伸びなかった理由はこれに違いない。
更に、最近、ゴルフ場の倒産が話題になる。それらを再生するのに名乗りを上げるのは外資ばかりである。その方法は、料金面を安くし、利用者を増やすわけだけれど、それに伴い、コースのメンテナンスへの経費は削られ、ビジターが増え、クラブの雰囲気は悪くなるばかりだ、とこれまでの会員は語る。
外国のやり方を我が国に持ち込んでも上手くはいかない。外資が成功するには、第一に文化を勉強する必要がある。
(第二百七十三段)
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by akasakatei | 2004-05-30 18:09 | 情報 | Comments(0)

梅雨下七変化花(あじさいにおもう)

 知らぬ間に紫陽花が咲き始めた。ついこの間まで、桜、躑躅を愛でていたのが、嘘のようである。
 もう入梅である。
 雨には紫陽花と蝸牛がよく似合う。
 紫陽花は花の色が次々に変化するので、心変わりということで武士階級には嫌われていたという。
花には何の罪もない。土の成分によって色が変わる。極端にいえば、日毎に変わってもおかしくはない。それは六月を楽しませてくれるもののひとつである。
自然の移ろいは心に余裕が持てないと分からない。また、味わえない。
六月は祝祭日もなく、梅雨と重なるために嫌われている。この時点で、顔を顰めたならば、既に余裕がなくなっている。何気ない日常にも楽しみはある。否、日常こそ楽しい。自然もそれに含まれる。それが理解出来れば、三百六十五日、心に平安が訪れる。
この状態になれば、金儲けだけのために働くのが馬鹿らしくなり、落としてしまった大切なものが思い出されてくるに違いない。これこそが、人として忘れてしまってはいけないものである。
(第二百七十二段)
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by akasakatei | 2004-05-29 18:08 | 余暇 | Comments(0)

鹿和里(ひょうかのうらに)

 首相が再訪朝してから一週間近くが過ぎた。この間、新聞のアンケート調査によれば、約六割の人が今回の結果について評価しているという。
 これはやや意外であった。被害者の家族が戻ってくることに関して、事前に高い確率で予想されており、それを考えたら、行方不明者らの新たな情報がなかったことは不満以外にない。
 家族会も同様であろう。それが首相への言葉になり、報じられた結果、家族会への批判が多数集まることとなった。
 批判をした人は、首相への労いや感謝がないと思ったのだろう。これは、逆にいえば、家族会が首相を強く信頼していたためとも考えられる。
 これまで、この国の首相は北朝鮮の悪行について目をつぶってきた。漸く、現首相がその扉を開いたけれど、これは画期的である。自然と、期待も高くなる。こうした背景から問題の解決に向けて前進を願うのは当然であろう。
 何はともあれ、相手は何を考えているか分からない犯罪国家である。その交渉は並大抵でないに違いない。ただ、首相の発言を聞く限り、歯切れが良く、分かり易いこともあり、それが期待に繋がっているのは否めない。
 ここに今までの首相になかったものがあり、支持率の高さに結び付いている。
(第二百七十一段)
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by akasakatei | 2004-05-28 18:07 | 国際 | Comments(0)

死語復活道(わすれられたご)

 腹痛で目が覚める。早速、トイレに駆け込む。
用を足し、時間が早かったので、また布団に戻る。その時、久しく忘れていた「しぶり腹」という語が頭に浮かぶ。これが今の状態である。若い世代には耳慣れないだろう。
この語は、故吉行淳之介氏の著作で知った。だが、日常で使ったことはない。勿論、それで医者に症状を伝えたこともない。辞書を開けば当然出てくる。その意は「便意はあってもよく出ない腹下し」である。今では消化不良か。
他にも症状に関して聞かなくなったものに「痤」がある。読み方は「えのご」である。意は「腋の下や足の付け根のリンパ腺が腫れた」ことである。
これらについては、祖父がよく使っていたらしい。その覚えはないが、ひと眠りした後、起きて家人にしぶり腹と伝えたところ、そう教えてくれた。
朝食後、川口の清掃職人より電話がある。酒の誘いである。行きたいのは当然だけれど、この状態では難しい。つい、しぶり腹と言ってしまう。通じなかったので、慌てて言い直す。
こうした死語は流行語と違い、言葉に柔らかな雰囲気がある。消えて貰いたくない語である。
(第二百七十段)
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by akasakatei | 2004-05-27 18:06 | 余暇 | Comments(0)

渇時間怪盗(ときはかねなり)

 車内で聞いた話である。付き合っている相手が、デートの待ち合わせ場所に毎回遅れてくるという。何でも、最初は友達の紹介で知り合い、その時から三十分遅刻してきて、遅れることに対してその連絡もなかったらしい。
 これが仕事ならどうなるのか。すぐに居場所がなくなるだろう。
 また、デートの前日に、明日は都合が悪い、と連絡があり、その理由が、前から予定にあった料理教室を忘れていたという。
 ここまで聞いていて、かなり時間にルーズな女性だと分かる。第三者からすれば、よく付き合っているものだと思う。将来、苦労するなと考える。だけれど、この男性は別れる決心が出来ないらしい。
 それは、相手が可哀相だからだという。傷付くのではないかと心配している様子である。
 この場合、相手が好きかどうかの問題とも思えるが、この男性は違うようである。
 端で聞いていて、男女の関係とは複雑だと感じる。恐らく、女性はこの思いさえ知らないに違いない。それに、男性は待ち時間の無駄について、もっと自覚する必要がある。その時間を合計すれば、何に使えただろうか。
(第二百六十九段)
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by akasakatei | 2004-05-26 18:05 | 社会心理 | Comments(0)

社会関係論(ひととのつながり)

 現代は忙しない。時間に追われている。平日だけではない。休日もそうである。町に出ても待たされると、つい時計を気にしてしまう。
 休日くらいはのんびりと過ごしたいものの、時間が限られていることもあって、事前に予定を立てる。そうすると、どういうわけか、必ず邪魔をするものがいる。
 端から見れば、単なる自己中心者と思われるだろう。だが、例えば、空いている電車に乗ったとする。その時に、ドアが閉まろうとする寸前に、それまで連れと話していた学生が降りようとして、閉じかけていたドアが、また開いたとしたらどうするか。これだけで、時間の無駄となる。この場合の自己中心者は明白である。世の中、こうした例は多い。原因は電車が公共交通であることを知らないから起こる。小さい頃から、車ばかり利用して、乗ったことがないからに違いない。社会関係の勉強をしなかったからである。
 新聞投書でよく子供連れに対し、車内における温かい眼差しを求める意見を目にするが、大体において子供連れの場合、躾がなっておらず、周囲に気配りを欠いていることが多い。このため、疎まれるのだろう。それで、車を利用するに違いない。
尤も、これは逃げである。親が問題点に気付く必要がある。弱者との立場で、最低限の社会的ルールを守らないと、益々子育てが難しい社会になるだろう。
 子供には自分の行動が他者にどういった結果をもたらすのか、小さい頃から教えなければならない。小さい子のやったことだから、その場は許せというのでは道徳は育たない。早い時期が大事である。
(第二百六十八段)
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by akasakatei | 2004-05-25 18:03 | 教育 | Comments(0)

宗教戦(かみのことばにみみをかすべからず)

 宗教について考えた。世の中、それによる紛争が多過ぎる。神とは何かと問いたくなる。どうも平和より、神自身への忠誠を求めているだけとしか思えない。特に、一神教にその傾向が強い。多神教ならば、信仰の対象がひとつでないこともあり、その辺は寛容である。
 また、救済がその個人か、もっと広いのかによってもそれは異なってくる。そういう観点からすれば、ボランティアひとつとっても、その動機付けへ影響する。
 例えば、今日、日本人はボランティアに対する意識が薄いと評されるが元々はそうではない。かつてはお互いに助け合って生きていた。落語や芝居に、それが残る。信仰が強かった時代である。そこには困っている者を見捨てて置けないという哀れみがあった。一般的には、人情と言い替えた方が分かり易い。現在、それは忘れ去られた。殺伐とするようになったのは経済成長の頃からである。貨幣による人の支配である。
 一方、ボランティアに関して盛んに称賛される欧米はどうか。これは自分のために行なっていることが多いようである。つまり、死後、天国に召されたいがためである。神は常に自分を見守っており、そのために良いことをしようと考えているのである。他者のためとの認識はない。こうした結果、独善的な結論を出すに至る。
 排他的故、他人の意見を聞くことはない。このため、解決への糸口を見出すことが難しくなっている。それが現状である。
(第二百六十七段)
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by akasakatei | 2004-05-24 18:02 | 社会心理 | Comments(0)

努久書(ほんとのであい)

 十代の終わり頃に読んだ本を何冊か棚から引っ張り出す。今から二十年弱前のことであり、内容については覚えているものもあるけれど、忘れているものがほとんどである。その前に買った記憶さえない本もある。ただ、蔵書に関しては台帳を作っている。これにより、その日付が確認出来る。
 尤も、読書について、大学の恩師である小手指のとっつあんから卒業式に貰った言葉がある。「社会人になっても本を読まなくては駄目だ。それも良書だ。忘れるために読め」
 この言葉を実践しているわけでもないけれど、本がない生活は考えられない。
 今回、再読した理由もそれに近い。前に書いた通り、貧乏神に好かれ、財布が軽く本を買うことも出来ず、また図書館へ行く暇もなかったからに外ならない。  
 それは兎も角、前回読んだ時に感慨を覚えた作品について、今回それほど感じるものはなかった。むしろ、当時、特に影響を受けなかった作品の方が面白かった。
 やはり、読むべき時期というのがあるのだろう。そう考えると、いつ出会うかによって、その人の人生を左右するともいえる。この出会いは大切にしたい。
(第二百六十六段)
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by akasakatei | 2004-05-23 18:01 | 余暇 | Comments(0)

故郷情景駅(あかさかふどきちかてつ)

 故郷では自宅から徒歩十五分以内に利用出来る駅が幾つもあった。赤坂、乃木坂、赤坂見附、青山一丁目、六本木がそうで、どこに出掛けるかによって使い分けていた。
これは小学校の遠足でも例外ではない。井の頭公園へは青山一丁目から、多摩川台公園には六本木を利用した。
今ならば、これらに六本木一丁目や溜池山王もその範囲に加わるだろう。
 これらの中で、自宅からの最寄駅は千代田線の赤坂である。これは昭和四十七年に開業したけれど、三歳だったこともあり記憶にはない。ただ、地元では大騒ぎだったに違いない。というのも、千代田線で使われた車輛・六〇〇〇系が、当時としてはかなり奇抜なデザインだからである。その後の鉄道車輛に与えた影響も大きい。それに車内も斬新であった。木目調で、五両をひと部屋と考えた設計により開放感があり、車両から車両への移動も楽であった。未来的という形容が相応しかった。
こうした背景から、どういうイベントが開かれたのか、を考えると興味は尽きない。そのうち昔の新聞の都内版で確認したいと思っている。
(第二百六十五段)
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by akasakatei | 2004-05-22 18:00 | 余暇 | Comments(0)