カテゴリ:文芸( 809 )

秀山祭木挽町夜(はりまやのしばい)

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(夜の部の看板:2017年9月15日撮影)

演目は、『ひらかな盛衰記(逆櫓)』、『再桜遇清水(桜にまよふ破戒清玄)』だ。

 この内、目的は後者だ。播磨屋の脚本で、歌舞伎座では初めての

上演だという。今回は監修で、演じるのは甥の高麗屋だ。高僧が、

悪い女によって、身が滅ぼされる物語だ。この女は姫第一で、この

ため、僧以外は救われるものの、僧は破戒僧となる。以降の執念は

凄く、結局、誰もが不幸になる。

 『ひらかな盛衰記(逆櫓)』は、前者は義太夫狂言で、都合の良い女が登場してから、物語が動き出す。我が孫を殺され、それに怒らぬ婿に対する役を歌六丈が演じる。婿は孫からすれば、養父となる。

 また、錦之助丈や花形役者も奮闘している。
特に、錦之助丈は主役をすることはまずなく、こうした役者が、

結構、観られた分、良かったと思う。
そうした中、故獅子文六氏の小説を読む。「女版坊っちゃん」と言

われるもので、女学校が舞台だ。女の世界が描かれる。
世界といえば、先日、テレビでニュースを見る。馬に乗った人の

像が出ている。北朝鮮かと思ったら、伊達公だった。
                    (第五千百四十七段)


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by akasakatei | 2017-10-03 20:07 | 文芸 | Comments(0)

文楽外連味(ぶんらくたまものまえあさひのたもと)

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(公演ポスター:2017年9月4日撮影)
 
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映画より戻ると、北朝鮮の核実験のニュースが流れる。

これに関し、政府が騒いでいる。

先のミサイルにおいて、首相は最初から追跡していたとする。今回は、分からなかったのか。

更にいえば、上空通過のため、迎撃の必要はないと判断したとのことだが、その割りには、国民へ大本営発表を行なった。

矛盾しかない。

そうした中の九月四日、国立劇場で、夜、文楽である。先日、杉本文楽には足を運んだが、国立劇場での文楽は、久し振りだ。
 今回の第二部の演目は、『玉藻前曦袂(清水寺、道春館、神泉苑、

廊下、訴訟、祈り、化粧殺生石)』だ。歌舞伎でも観たことがない。

外連味のある作品で、最後に、景事が付く。

終演は二十一時頃のため、やや早く家を出、早くから開いている

銭湯へ向かう。
とはいっても、開くのは十四時だ。
駒込の銭湯だが、駅から徒歩十分ほど歩き、商店街の脇を入った

ところだ。
十二時半前には着き、商店街を歩き、紅茶専門店で休む。
ネットを見ていると、劇場近くにあるとんかつ屋の閉店が出てい

る。以前、一度入ったことがある。
オリンピックの影響らしい。
こうなると、オリンピックはマイナス面しかないのではと思う。
二十五分前に待つつもりで、銭湯へ行くと、既に、営業しており、

帰る人もいる。何時に開けたのだろうか。
(第五千百三十八段)


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by akasakatei | 2017-09-24 22:04 | 文芸 | Comments(0)

映画大地物(えいがじんじんそのに)

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(作品ポスター:2017年9月3日撮影)


九月一日、スポーツ新聞で、サッカー界で何があったかを知る。

見なければ、全く、知らなかった。
関心さえない。よく繁華街で大騒ぎ出来るものと思う。
そうした中、秋らしい気配だ。

九月三日、朝、新百合ヶ丘へ向かう。『じんじん〜其の二〜』を

観る。神奈川の一部でしか上映されていない。
大地康雄氏の企画の二弾目で、絵本が絡むシリーズだ。
今回は、大企業の二代目が人生に迷う。

金、出世でない生き方を問う。

この日、地元の世捨て人は、新しく飼った朱文金、コメットを水

鉢に入れた。早朝から作業していたようだが、温度合わせ、水合わせ後、放して見ると、先にいる和金が寄って来たとのことだ。

このため、鉢内で、隔離したものの、そこから抜け出し、なかなか大変だったみたいだ。

尚、この日は、皇室における婚約発表がある。

皇族がマイクに向かう場合、手を動かさないが、政治家や財界人だと、両手を広げる。

不快な行動だ。
 (第五千百三十七段)


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by akasakatei | 2017-09-23 12:56 | 文芸 | Comments(0)

野田版歌舞伎第四弾(のだばんさくらのもりのまんかいのした)

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(第三部の花道:2017年8月16日撮影)

八月十六日、歌舞伎座の第三部へ足を運ぶ。

 『野田版桜の森の満開の下』が上演される。野田秀樹氏の作で、「野田版」としては、四作目となる。

 演じるのは、中村屋だ。

 中村屋といえば、先に亡くなった勘三郎丈が、恒例となった納涼歌舞伎の三部制を始めた。

 当時、歌舞伎は、あまりの不人気に、なくなると言われていたと聞く。

 どういった時代だったのか。

 今、息子が継ぐ。

 上演前に、劇場近くのシチュー屋で、夕食を済ます。寒い日であったが、ビールを飲みながら、シチューを摘まむ。

 ところで、物語だが、故坂口安吾氏を原作とする。読んだことはない。

 観ていると、色々と解釈が出来る。ただ、歌舞伎ということで、小難しく考える必要もないだろう。

 この日も満席だ。

(第五千百二十三段)


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by akasakatei | 2017-09-09 22:52 | 文芸 | Comments(0)

歌舞伎座捕物帖(ぞくとうかいどうちゅうひざくりげ)

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(歌舞伎座の看板:2017年8月14日撮影)

八月十四日、歌舞伎座の第二部へ足を運ぶ。
『修善寺物語』、『東海道中膝栗毛(歌舞伎座捕物帖)』が並ぶ。目

的は後者だ。昨年の続編となる。
上演は午後からで、やや早めに銀座に向かい、昼食とする。
路地を入ったところにある魚の店で済ます。日本酒もあり、疲れ

もあり、杯を傾けたいものの、芝居のため、自重する。
疲れというのは、列車に乗っている間、電動車椅子の人が、ドア

口付近を占めている。その近くに車椅子スペースもあるが、車内が

込んでいることもあり、塞がり、乗降に時間が掛かっていた。
乗せる際、駅員は何も言わなかったのか。
また、身障者も、音楽を聴き、下りる方も何も言わないから、益々、

悪循環だ。
ところで、芝居だが、目的の『東海道中膝栗毛(歌舞伎座捕物帖)』

はミステリー仕立てとなっている。

 結末も、途中、観客に訊く趣向で、ふたつの結末が用意されてい

る。

 昨年に続き、今年も席は満席だ。

(第五千百二十段)


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by akasakatei | 2017-09-06 19:12 | 文芸 | Comments(0)

杉本文楽豊島屋(すぎもとぶんらくだいにだん)

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(杉本文楽のチラシ:2017年8月13日撮影)

十三日、三軒茶屋へ杉本文楽『女殺油地獄』を観に行く。
昼からなので、池尻大橋で、日曜のみ朝の営業をしている銭湯で、

昨夜の酒を流す。
浴室の絵は赤富士で、若者で込んでいる。ここは数年前の師走、

学生時代の友人らとの坂の散策の前に、訪れる予定でいた。
風邪のため、中止となってしまった。
三軒茶屋に出、喫茶店で、やや早めの昼飯とする。

飲食店は、お盆で休みのところもある。花屋にはオガラが並ぶ。

この辺は旧暦なのかと思う。
ところで、今日の文楽は、先年、演じられた杉本文楽の第二弾だ。

第一弾は、かなりの評判で、公演回数も少ないため、チケットが取

れなかった。
この杉本文楽の特徴は、現代的解釈だ。今回、演じられるのは、

「豊島屋」で、見取狂言となっている。
ただ、見取とはいっても、前と奥に分けている。前半は素浄瑠璃

で、人形は後半に漸く登場し、舞台を一杯に使い、衝動的な殺しの

場を展開する。

 尚、この日は、席に余裕があるようで、当日券の発売をしている。

                      (第五千百十九段)


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by akasakatei | 2017-09-05 15:48 | 文芸 | Comments(0)

紡噺会(つむぐらくごかい)

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(落語会場:2017年7月25日撮影)


いつもの喫茶店で聞いた話しである。常連の婆とその娘の会話だ。

 婆は、夜八時や九時までの労働を働き過ぎだという。

 娘はそうでもないらしい。

 ただ、家族と過ごす時間は減り、夫は家へ寝に帰るだけとなり、人間らしいかと問えば疑問だ。

 女性の価値観は、正直、疑問なことが多い。

 例えば、女子校に通っていた連中に目立つのが、妙に理想の高い結婚観だ。己が、それに合うと思っているのか。

 相手への要求ばかりだ。

 現政権は、家族云々という。

 だけれど、現代社会における家族の地位はどうか。

 最近では、家族を作ることさえ難しい。

 現政権は、そこには、言及していない。

 解決しない限り、安定した社会には繋がらないだろう。

 そうした中の七月二十五日、仕事後に落語会へ向かう。
仕事後近くのカフェが会場で、らっ好さんが出演する。
十九時半からなので、電車で西日暮里へ出、汗を流す。
銭湯には、この日の落語会のチラシが張ってある。
さっぱりとした後、小腹を満たすべく、落語会場近くで、女将の

いる小料理屋で杯を傾け、更に、喫茶店でひと休みする。喫茶店で

はひと休みとはいえ、パンを食べる。
ところで、落語会は、平日の夕方にも関わらず、近くの人で一杯

だ。

                      (第五千九十八段)


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by akasakatei | 2017-08-15 22:26 | 文芸 | Comments(0)

映画下北沢(おえどのてんごくのとり)

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(作品ポスター:2017年7月16日撮影)


 七月十六日、下北沢トリウッドへ『お江戸キャンディー2 ロワゾ―・ドゥ・パラディ(天国の鳥)篇』を観に行く。

 上映は午後からだが、最近、列車の遅れも多く、朝食を済ませ、早々に、下北沢へ向かう。
 下北沢には、一昨日も鰯料理を楽しむために訪れた。以前に一度、入ったことのある店だ。
 流石に、昼前で開いてはいない。
 喫茶店で昼食とする。
 ただ、未だ、十時過ぎだ。
 今、小田急は、下北沢辺りは地下を走る。地上を走っていた頃、小田原方面の列車は、駅を出ると、すぐに踏切があった。その脇にお地蔵様が立っていた。
 列車事故か何かの供養と思われるものの、下車して訪れたことはない。
 この時間を利用し、足を運ぶ。
 現在、再開発中で、この付近は道も細く、分かり難い。
 あちこち曲がりながら、辿り着く。特に、由来の案内板もない。
 腹を満たし、映画館へ行くと、丁度、地域の縁日らしく、準備をしている。目玉なのか、現役の古い軽自動車も路上に並べられている。

 ところで、映画だが、基本的に前作からの不思議な世界観を受け継ぐ。異なるのは、現代の下北沢も出て来ることだ。

 監督の飛び入りの舞台挨拶が上映後にある。

(第五千八十八段)


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by akasakatei | 2017-08-05 16:52 | 文芸 | Comments(0)

歌舞伎座成田屋親子宙乗(しちがつかぶきざよる)

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(七月の歌舞伎座:2017年7月13日撮影)


文京シビックセンターで開かれている「歓迎! 本郷旅館街―1100軒のおもてなしがつくったまち―」展を見て、八重洲へ出る。
 この展示は、地元の世捨て人より教えられた。
 馴染みの鮨屋で杯を傾け、入谷へと足を延ばす。
 汗を流すためだ。
 上野の改札を出ると雷が来そうだ。
 ただ、銭湯には時間があり、喫茶店で休む。店内にはクラシックが流れる。来ているのは、ほとんど会社員だ。
 成長した金魚の水槽がある。
 銭湯は、マンションの一階だ。営業時間の二十分前に着けば、既に、開いている。浴室の絵は鶴だ。

ところで、歌舞伎座の夜の部は、成田屋の復活狂言『秋葉権現廻船語(駄右衛門花御所異聞)』である。何年か前、前進座で『秋葉権現廻船噺』として演じられたことがある。
 今回、成田屋の夫人が、直前に亡くなった。夫人は、観る予定だったという。報じられている通り、成田屋の子息が、史上最年少の宙乗りをするからだ。こうしたこともあり、チケットは完売だ。尤も、チケットを購入したのは、亡くなる前だったが、それでも、取り難かった。
 その宙乗り後すぐの幕間では、泣いているお婆さんもいた。
                     (第五千八十五段)


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by akasakatei | 2017-08-02 22:27 | 文芸 | Comments(0)

灯能楽(うかびあがるのうがく)

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(研修用施設:2017年6月29日撮影)


奄美空港での障害者への記事を目にする。

 法はあるものの、対応出来ない施設も多いだろう。特に、古い建物では難しいはずだ。

 とはいえ、自力でタラップを上がらせた航空会社の対応は如何なものか。

 察するに、下手に手伝い、怪我をさせた場合のことを考えたのかもしれない。

 何れにしろ、友人らがいたのだから、任せるべきだったともいえる。尤も、車椅子に乗せたまま下すのは、体力がないと難しい気もする。九十年代初頭の駅の階段で、時々、目にした光景である。

そうした中の六月二十九日、公休である。

 夜、国立能楽堂で、企画公演「蝋燭の灯りによる」がある。

 曲は、『蜘盗人(大蔵流)』、『融(宝生流)』だ。

 今回、席は脇正面だ。

 生協を通して購入したからか、公演前のワークショップ付きだ。白足袋を持参するよう言われる。

 研修用の能舞台を歩けるという。

(第五千六十五段)


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by akasakatei | 2017-07-13 22:13 | 文芸 | Comments(0)