2005年 09月 17日 ( 1 )

天狗杯(よかどう)

 年と共に、酒の好みが変わってきた。二十代前半はウイスキー、その後、ビールになり、今は純米酒である。とはいえ、料理や季節により飲みたい酒は変わる。
 こう書くといつも飲んでいると疑われるだろう。そのようなことはない。自宅で飲むのは、家人に付き合い、正月くらいである。外でも、付き合い以外は飲まない。まず、ひとりで飲むことはない。
 これは酒に対して、自分の中における占める位置が低いからで、酒に多くの金を費やしたいとは思わない。
先日、虫聴きで佐貫の酒仙と会った時、この種の話しになる。酒仙は、生活において酒が楽しみのようで、かなり遣っている様子である。会社の同僚も、それが一番という人が多いという。
確かに、我が国は酒に関しては寛容である。「酒の上での出来事」ともいう。だからといって、酒だけで人生が終わるのも、どうかと思う。
仮に、余暇を酒だけで過ごすとなれば、何れは健康面に影響を及ぼすに違いない。こう考えてくると、少子超高齢社会における医療費の負担は重くなる。
かつて、バブル経済時代には、余暇の過ごし方が問われた。最近では、ほとんど耳にしない。これは誰の懐も寂しいためであろう。それが安易に酒を求めるのか。一度の人生、過ごし方を考える時が来ている。
(第七百四十八段)
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by akasakatei | 2005-09-17 22:13 | 福祉 | Comments(0)