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文化理解度(りえきではかれぬ)

新自由主義の欠陥が露呈し、我々は、これまでの間違った政策を変えていく必要がある。
これについて、これまで、江戸の視点で見直していくことに度々触れた。
江戸は、遊びを大切にした時代である。ここでいう遊びとは、文化を指す。
果たして、今はどうか。
昭和文化、平成文化というものがあるのか疑わしい。
一例として、手元にある某劇場でのオペラの案内だと、五日間ほどの公演で、そのうち、週末は一日だけである。他は、平日の昼間か夕方で、その場合は五時からとなっている。これでは勤め人は難しい。
オペラに限らず、歌舞伎でも文楽でも平日は同様である。ただ、オペラと異なるのは、ひとつの公演に、週末一日だけしか行なわないというのはない。
そうした点では、未だ考えられているともいえるけれど、万全ともいえない。
何れにしろ、社会で考えると、文化への理解は低く、公演を利益の上で行なうから、好事家のものだけとなっている節がある。
(第千九百五十六段)
by akasakatei | 2009-01-07 21:50 | 文芸 | Comments(0)
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