隣に立つ高校生に訊けば、県の公式戦という。これにより、来春の選抜大会へ行けるか否かが決まる。
ひとつ目の球場前で高校生が降りる。あとは、数人の大人と中学生ばかりである。
漸く席に座れ、車窓を眺めていると、かなり高架化されている。おかげで見晴らしは良い。
これに関しては、帰路、旧国鉄の車輌で、運転席のすぐ後ろの席に座り、改めて実感する。
中学生は水島で下車し、定刻、三菱自工前に着く。
途中、あまりの混雑で どうなるかと思ったものの、ダイヤ通りなので感心する.本来、これは当たり前なのだが。
倉敷へ戻り、八時三十八分の普通電車で新倉敷へ向かい、新幹線に乗り換える。
九時三十分の「こだま637号」で福山、そこより、「のぞみ3号」で小倉へ行く。
小倉十一時八分発「ソニック15号」に乗り継ぎ、大分へと南下する。
大分では、この日より、国体が始まった。
(第千九百十四段)