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戦争毒(せんそうがえりのはなし)

 以前、戦争帰りの年配者の話しに触れた。
 この人は、軍で毒ガス関係の仕事をしていたという。
 それによれば、毒ガスとは、人を寄せるために、甘い臭いにしているとのことである。サリン事件のように、何だろうと思っても、迂闊に近寄らず、風上にすぐに逃げるものらしい。
 また、臭いのするものに触り、その手で他の箇所に触れた場合、あちこちに広がると話す。これが、股間ともなると、その広がりは急速に人々の間に広がるようである。
 毒ガス以外では、敵に遭った時、殺すのではなく、半殺しにした方が効果的とも教えてくれる。というのも、敵は置き去りにせず、怪我人を六人掛かりで運ぶためともいう。進む速度は、その分遅くなり、追撃し易い。
 他には、戦車への攻撃である。放物線を描くように攻撃しても無駄で、水平に撃った方が命中率は高いと、身振り手振りでいう。
 これらで思い出したのが、先日、ある企業の代表者に会った時、常に防毒マスクを持ち歩いていると言っていたことである。
(第千八三十二段)
by akasakatei | 2008-09-05 19:06 | 情報 | Comments(0)
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