七月十四日、名鉄名古屋九時二十分発快速急行吉良吉田行きに乗る。
吉良吉田より蒲郡へ抜ける予定である。
駅員に蒲郡までの接続を訊いたら、JRで行くことを勧められる。当然だろう。
名鉄で行ってみたい旨を告げたら、時刻表を取り出し、調べてくれる。
大体二時間という。
それでも快速急行なので、今回高架化された桜井付近までは、それほど遠いとは思わなかった。
吉良吉田で蒲郡線に乗り換える。ワンマンである。蒲郡には十一時一分に着く。
四分接続のJRで、豊橋には十一時十五分に到着する。
豊橋鉄道は、隣接するにも関わらず、新豊橋を名乗る。旧駅舎のあった場所は更地になっている。車輌は元東急である。
意外なことに、車掌がいる。最近の地方私鉄はワンマンばかりで、懐かしささえ感じる。
(第千八百十五段)