先の続きである。
警官も訊かれて迷い、あちこち見回す。
漸く進むべき方角が分かり、更に、警官へ改札を出なくても行けるか否かを確認する。
出なくても大丈夫、ということだったけれど、実際には、一旦、地上へ出なければならなかった。
察するに、サミットに備え、集められたと思うものの、これで万全の備えといえるのか。
この後、地下鉄の各駅で警官を見掛ける。
ふと疑問に思ったのは、こうして急遽集められた警官は、普段、何の任務なのだろう。
産土神へ挨拶しに行くと、先日は、工事中だった石垣が完成している。鬱蒼としていたのに、今では更地である。開放感を覚える。尤も、ビルが多く、遠望は難しい。
乃木坂方面へ足を向ける。
子供の頃に、一度だけ入った健保会館のレストランで昼食にする。日曜なので、他に開いている店はない。
(第千八百三段)