ペットボトルを買うと、偶に、オマケが付いてくる。
その多くは、収集家以外には、特に必要としないものである。
先日、某社の茶を買った。
珍しく実用的なオマケであった。
ただ、残念なことに傷だらけである。致命的なことに、実用部分にである。仮に、オマケだからという発想で、チェックをしていないとしたら、会社のイメージが悪くなるだけだろう。
そのような点に、人手や費用を掛けられないというならば、オマケなど付けない方が良い。
これは中途半端なサービスである。
こうしたことに気付かない会社が目立つ。
オマケだけで、差別化出来ると考えているとも思えないものの、どうも消費者を軽く見ている気がする。
ならば、差別化するにはどうするか。
要は、一番を目指すのではなく、そこだけにしか出来ないことをすれば良いのである。
オマケもそのひとつだろうけれど、先の例ならば、良品にすべきである。
(第千七百六十八段)