小学校時代、教師には恵まれなかった。これについては、以前にも触れたことがある。
低学年の頃の担任は、冬でも半袖、半ズボンを奨励した。これを真に受けて、ひと冬を半袖どころか、ランニング姿で登校して来る児童さえいた。
確か、ふたりほどいた。何れも男子である。
当時、体育で使う体操服は半袖、半ズボンであった。その間でも寒いのに、ランニング姿とは常軌を逸しているとしか思えない。
これに関し、覚えていることがある。
寒くなり始めた頃、クラスの多くが欠席し、学級閉鎖になり掛けたことがあった。担任の言葉を実践しようとしたからではないか。
中学年になると、文化大革命の影響を受けた女性教師であった。
何かが出来ない児童がいると、皆の前に出し、他の児童に悪い点を言わせていた。
高学年になると、受験のため、塾を中心とした生活だったから、あまり担任についての記憶はない。ただ、何かの度に、前年受け持ったクラスと必ず比較していた。
(第千七百段)