三月一日、羽田を八時五十分発の全日空561便で、高知へ向かう。
例により、羽田を十分ほど遅れて出発する。
今回、高知に向かった理由は、先月二十六日、高知駅が高架化されたためである。
高知龍馬空港には、十時二十五分に着く。
ここより、タクシーで土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線ののいちへ行く。
十分ほどだけれど、料金は千四百三十円である。
十時五十一分の高知行きを待つ。
のいちは高架駅である。
ホームには中学生も含め、二十人くらいいる。
それにしても、ホームが揺れる。
思わず、地震かと思い、隣に並んでいた主婦と顔を見合す。
「風が強いからね。」
風ではなく、元気が余る中学生が原因ではないか。
来た列車の席は埋まっており、高知まで立つことになる。
(第千六百五十四段)