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如月歌舞伎座昼(ゆきのかぶきざ)

二月三日、雪が降った。
 早朝、歌舞伎座の前に立つ。この日、昼の部を観る予定だったので、早目に家を出た。
 演目は、『小野道風青柳硯(柳ヶ池蛙飛)』、『菅原伝授手習鑑(車引)』、『積恋雪関扉』、『仮名手本忠臣蔵(祇園一力茶屋)』である。
 今月は初代松本白鸚二十七回忌追善となっている。
 名前は知っているけれど、演じているのを観たことはない。
 今回、楽しみにしていたのは、『小野道風青柳硯(柳ヶ池蛙飛)』と『積恋雪関扉』である。
 観たことがない。
 雪のためか、客席は多少空席が目立つ。
 特に、三階A席は空いている。反対に、三階B席は埋まっている。
 ここら辺に、その買っている層の違いが現れている気がする。
 歌舞伎は予約して行く人が多い。あまり当日に買う人はいない。その当日にしても、三階席はA、Bとも、売り切れになっている。
 この日、予約していても、三階A席に来なかった人は、それなりに余裕のある人なのだろう。
(第千六百三十六段)
by akasakatei | 2008-02-22 21:15 | 文芸 | Comments(0)
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