先に、地元のCD屋が閉店することに触れた。
地元では、最近、本屋や文具屋、飲食店もなくなった。これらに共通するのは、何れも、駅前の再開発された建物に入っており、個人経営の店だったことである。
一体、何が起こっているのであろうか。
確かに、地元で買い物をする人は少ないものの、これらは再開発される前より、地元にあった店である。
利用していた者としては、不便になる。
また、現在、地元は音楽の街として売り出しており、唯一のCD屋がなくなることは、問題ではないのか。
最早、郊外では普通の暮らしが成り立たない。これは可笑しい。
誰もが幸福な生活を送れるようにするのが、行政の仕事である。
今や、かつては一般的な家庭の姿であった正社員の父親と専業主婦の母親、それに子供という図式は崩れ、一緒に食卓を囲むことさえもなくなった。
父親が仕事に疲れ、家に帰れば、家族は寝ており、迎えるのは犬だけという家が多いらしい。家族の意味を考えてしまう。
(第千六百八段)