八月二十五日、東京九時三十六分発の「ひかり367号」で米原を目指す。
このような遅い新幹線に乗るのは久し振りである。
これには理由がある。
この六月に近江鉄道の米原駅が移転をした。その訪問の序でに、彦根で行なわれている近江鉄道ミュージアムと彦根まちなか博物館のうち、近江鉄道コレクションにも足を運ぶ。それが開かれる時間が遅いためである。
十一時五十分、米原着。
次の近江鉄道は十二時十分である。
新しい駅舎は、JRに隣接する。ただ、簡易的な感じである。
ここから、隣りのフジテック前まで、ルートが変更されている。
車内では、電車に乗ったのが嬉しいらしく、子供がはしゃいでいる。鉄道の町だからか、地方では珍しい。
彦根には十二時二十五分に着く。
隣接するミュージアムに向かう。
構内を使ったものである。
(第千四百七十五段)