花火屋形船(やかたぶね)

 屋形船での席は、末席である。すぐ隣りには、飲み放題のテーブルがあり、入れ替わり立ち代り、人が訪れる。船が揺れる度に、挟み損なった氷が飛んでくる。
 屋形船は、二回目である。十五年以上前、仕事場の親睦会で乗った。その時はあまり揺れた記憶がない。
 この日は、船があちこちより集まるので、東京湾ではその波を受ける可能性があり、すぐには東京湾には入らない。一時間半ほど隅田川で碇泊する。
 それでも、船酔いの人が出る。
 天婦羅や刺身、鮨などが並ぶが、ひとりでの参加のため、黙々と食べるしかない。
 飲み放題とはいえ、ひとりではそう飲む気もしない。
第一、肝心の花火の時に、トイレへ行きたくはない。
 十八時半、東京湾へ移動し、場所を探す。海上には、船があちこちにいる。
 始まる直前、デッキが開放され、屋形船の屋根に移る。ここで、花火を満喫する。
(第千四百六十五段)
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by akasakatei | 2007-09-04 22:16 | 余暇 | Comments(0)
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